硝子色の匣の中に 蒼い雪が降る
誰も知らない 夢の果て 立ち枯れた杜広がる

静かに積もる雪の中 沈む石の墓標
刻まれた 見知らぬ文字に 誰かの声重なる

泣き顔忘れた頬を 冷たい雪が濡らして
響き渡る鈴の音に 心砕かれてゆく

錆びた鎖に 躰縛られ 滲む視界の端で
降り積もる 雪の欠片が 私を蒼く染めてく



硝子色の匣の中で 紅い雨が降る
誰も知らない 夢の底 闇の中蠢く影

月も無い夜の空から 堕ちる星の欠片
舞い遊ぶ 鈍色の蝶 雨が散らしてく羽

夜に咲く白い花の 噎せ返る甘い薫り
伸びてきた無数の蔓に 絡め捕られる躰

蜜に塗れた 花に犯され 霞む意識の中で 
降り注ぐ 雨の雫が 私を紅く染めてく


硝子色の匣の中に 囚われたまま
誰も知らない 夢の果て 心狂わされてゆく


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

硝子の匣

暗い・・・。めっちゃ暗い。

幻想怪奇な世界です。
書いた本人にもよく解りませんm(_ _)m

閲覧数:177

投稿日:2012/07/14 01:00:28

文字数:350文字

カテゴリ:歌詞

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