月下の見世物



眠れない夜には
ちょっと散歩にでも出かけようか
街明かりは眩しすぎるわ
ちょっと外れにでも行ってみようか

そこはなんて落ち着いた場所
賑やかだったのが嘘みたい
でも、不意に聞こえてきた楽しげな音
ああ、こんな所にも音は溢れてるのね

喧騒を離れたくてこんな所にきたのに
足が勝手にそっちに向かってしまう
そこで見たのは道化師の見世物
私にはこんな風に見えたのよ

小太りの道化師が笑いながら
とても上手にジャグリングをしているのよ
だけど私は笑えなかったわ
だって道具が、手足や生首
逃げだしたくても、足が震えて動けないの


眠れない夜には
少しだけお散歩に出かけるの
今日の、楽しかった出来事を思い出しながら
賑やかな街を通り抜けるの

思い出すのに夢中になっちゃったかな
気が付くと街の外れにいたの
でも不安にはならないわ
だって、帰り道はわかるんだもん

不意に聞こえてきた楽しげな音
迷わず私はそっちに向かったわ
そこで見たのは道化師の見世物
私にはこんな風に見えたのよ

小太りの道化師が笑いながら
とっても上手にジャグリングをしているの
私はとっても楽しくなったわ
だって色とりどりの、綺麗な球とかが舞って
帰りたくても、目が釘付けになっちゃったの


今日も催される月下の見世物
あなたの目にはどのように映るのでしょうか
全てはあなたの気持ち次第
道化師は今宵も
あなたをお待ちしております


月の下で
下を向いて歩くあなた
のんきに辺りを
見回しながら歩くあなた
世の中をどう見ますか
物語の溢れる、この世の中を
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

月下の見世物

ある月夜の晩の、ちょっとしたお話的なアレ。

閲覧数:167

投稿日:2009/09/09 21:46:46

文字数:680文字

カテゴリ:歌詞

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