曲名:魔法少女A-002
作詞:Kerororo(K)

【セクション 1:王道の光】
■ BPM: 175
■ 伴奏・アレンジ: 明るく疾走感のある王道アニソンサウンド。ただし、低音域に不穏な周波数のベースラインが微かにうねっている。
■ 使用楽器: デジタルシンセサイザー、チップチューン音源、ウィンドチャイム、ハイテンポなドラムス
■ 解説: 典型的な「正義の魔法少女」のキャラクターソングを擬態。メロディは非常にキャッチーで美しく、リスナーを完璧に盲信させるための輝かしいプロパガンダパート。
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嗚呼(ああ)〜

輝くステッキ 祝福の魔法

誰もが等しく 光の加護を授かるように

押し寄せる災厄を 共に打ち砕き

もっと多くの命を 救い出すため

純粋なる善意を 世界に広げて

純粋なる輝きを 今放つの

ステッキを掲げ 全力で戦う

数多の仲間と 肩を並べて立ち向かう

人型の災厄へと

同じ決意を

決して曲げない

光に救われた 本当の自分を


【セクション 2:崩壊の予兆】
■ BPM: 130(変拍子・ビートが一時停止)
■ 伴奏・アレンジ: メロディが完全に消失。不気味に響く重低音のサイン波(Sub-bass)と、秒針の音を模した無機質なクリックノイズのみが背後で鳴る。
■ 使用楽器: ラジオフィルター、グリッチノイズ、重低音ドローン、クロックパーカッション
■ 解説: 政府のアナウンス。BPMが急降下し、冷酷で客観的な事実が早口で淡々と報告される。リスナーを一気に現実のダークサイドへと引きずり下ろす。
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Aタイププロトタイプ報告。

郊外にて魔法少女1名が行方不明となる事案が発生。

現場からは本人のものとみられる血痕の付着したステッキ、

および変色した一部の髪の毛が発見された。

これ以上の情報は存在せず、

最終的に政府により「失踪」と処理された。

Bタイププロトタイプ報告。

森林区域にて魔法少女の死亡を確認。

現場には野生動物による咬傷痕が多数見られたが、

火力制圧が実施されたため、現場の復元は不可能。

ただし、魔力の残留痕跡は一切認められない。

したがって、政府により「不慮の事故」と認定された。


【セクション 3:16進法の狂気】
■ BPM: 210(スピードコア / ブレイクコアへ暴走)
■ 伴奏・アレンジ: 強烈なサイドチェイン(Sidechain)圧縮が常時作動。背景の不快なニュース雑音が主旋律の音量を物理的に押し潰し、ボーカルの呼吸やロングトーンを暴力的に寸断する。
■ 使用楽器: ディストーションベース、インダストリアル・ドラム、過激なアルペジエーター、ホワイトノイズ
■ 解説: ナンバリングが10進法から16進法(ヘキサデシマル)へ移行し、使い捨てられる量産型魔法少女たちの「強制処分ログ」が歌唱の合間に高速でオーバーラップする。圧倒的な絶望感の構築。
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嗚呼(ああ)〜

色褪せたステッキ 貫く正義

(A-05:命令違反により意識留保のまま圧砕処分)

(B-03:任務失敗によりその場にて強制自爆)

どうか逃れて 無情なるこの現実から

(A-112:自己意識の覚醒を確認、強制破棄)

歪んだ魔獣を 食い止めるために

(B-A02:異化の進行により溶解処理)

もっと多くの命を 救い出すため

わずかに残された 純粋な善意を

最後の光を 手にするの

(B91:希望を求めたため融解処分)

(コスト超過および期間中の収益力不足により)

(A・B系列の遺伝子注入量産計画を打ち切り)

ステッキを振るい 限界まで抗う

(A-C11:戦場にて支援を受けられず死亡)

例え目の前の敵が かつての友でも

(B-D23:変転成功、ファーストテスト実施)

胸の中の正義を

曲げたくはないから

決して疑わないで

次の犠牲者に なる前に

(A-000、B-000:自主変転発生、制御不能!)


【セクション 4:真実の隠蔽崩壊】
■ BPM: 190(不規則なリズム転換)
■ 伴奏・アレンジ: サイレンの音と複数の音声トラックが左右のチャンネル(L/R)から完全に同期して流れ込み、聴覚をパニックに陥れる。
■ 使用楽器: 空襲警報サイレン、破壊的なガバキック、スタッカートで刻まれるストリングス
■ 解説: ニュースAとニュースBが同時に叫び、最後は「監視せよ!監禁せよ!処刑せよ!」という狂気のプロパガンダ音声が完璧にレイヤーされ、世界のシステムが完全に暴走する様を描く。
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ニュースA:もはや隠蔽は不可能。

魔法少女が「魔女」へと変貌する可能性を公式に…

映像内の元・魔法少女はすでに魔女化しており、

暴風を引き起こし、政府庁舎へと進撃中。

現在、動員可能なすべての魔法少女を戦線へ投入しています。

ニュースB:感情です!

魔女とは、感情の暴走から誕生する存在なのです!

したがって、涙を流すすべての少女を警戒してください!

(同期音声:)監視せよ!監禁せよ!処刑せよ!

これこそが、世界の秩序に対する大いなる貢献である!


【セクション 5:黒化の魔女】
■ BPM: 160(ヘヴィなハーフタイム・ビート)
■ 伴奏・アレンジ: セクション1の明るいメロディが完全に歪み、地獄のようなマイナーコードへと反転。壊れたオルゴールのような硬質な高音と、圧倒的なパイプオルガンの轟音が混ざり合う。
■ 使用楽器: パイプオルガン、ヘヴィディストーションギター、壊れたオルゴール、大鐘の音(ゴシック・ベル)
■ 解説: 主役が「魔女」へと完全変大変転した後の独白。かつて守ろうとした世界を自らの手で蹂躙する絶望と、歪んだカタルシス。最後は文明の終焉を告げる重い鐘の音で締めくくられる。
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嗚呼(ああ)〜

黒きステッキよ お前は一体何を守った?

目を覚ました時、なぜ視界のすべてが

瓦礫の山へと 変わっているの?

共に破滅を 共に反逆を

かつての善意を奪われ

悪意に染まり 狂い果てた魔女よ

壊れた身体が 不完全な心を突き動かす

例えわずかな光が残る 文明が相手だとしても

もう止められない 抗う理由などない

最期の鐘の音が

廃墟の中央に 鳴り響くままに


【セクション 6:冷徹なシャットダウン】
■ BPM: ナッシング(自由テンポ・無音)
■ 伴奏・アレンジ: すべての楽器演奏が停止。心電図のフラットラインのような冷たい電子ドローン音(Hum)のみが、空間に残響する。
■ 使用楽器: システムエラー音、低周波ドローン
■ 解説: 楽曲終了後に響く実験レポートのアナウンス。主実験体の廃棄と、次の実験への淡々とした準備。完全に無感情な機械音声が、この物語が「繰り返される実験の一つに過ぎない」という圧倒的な絶望を突きつける。
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(第****実験場、失敗。主実験体は利用価値を喪失。脳内データストリームの記録を停止します)

(リソースおよび消耗品の再配分を開始。次回の実験は12時間後に開始予定です)

(※ここから話速が明らかに低下し、声は明瞭な機械感を帯びた、感情の変化を持たない女性の声へと変わる)

(その間、皆様におかれましては規則正しい生活を維持されますようお願いいたします)

(※第二セクションから常駐していたニュースの雑音は、イヤホンを深く被った時のように高品質に響き続け、息を吐ききった瞬間に突如としてクリアになる。まるで麻痺した任務から脱した瞬間に、現実の音が耳に飛び込んでくるかのように)

【セクション 6:冷徹なシャットダウン】
■ BPM: ナッシング(自由テンポ・無音)
■ 伴奏・アレンジ: すべての楽器演奏が停止。心電図のフラットラインのような冷たい電子ドローン音(Hum)のみが、空間に残響する。
■ 使用楽器: システムエラー音、低周波ドローン
■ 解説: 楽曲終了後に響く実験レポートのアナウンス。主実験体の廃棄と、次の実験への淡々とした準備。完全に無感情な機械音声が、この物語が「繰り返される実験の一つに過ぎない」という圧倒的な絶望を突きつける。
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(音楽が終了した後、アナウンスが再び響き渡る)

(第****実験場、失敗。主実験体は利用価値を喪失。脳内データストリームの記録を停止します)

(リソースおよび消耗品の再配分を開始。次回の実験は12時間後に開始予定です)

(※ここから話速が明らかに低下し、声は明瞭な機械感を帯びた、感情の変化を持たない女性の声へと変わる)

(その間、皆様におかれましては規則正しい生活を維持されますようお願いいたします)

(※第二セクションから常駐していたニュースの雑音は、イヤホンを深く被った時のように高品質に響き続け、息を吐ききった瞬間に突如としてクリアになる。まるで麻痺した任務から脱した瞬間に、現実の音が耳に飛び込んでくるかのように)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

魔法少女A-002

​【作品概要】
本作は、美しくも冷酷なディストピア世界を舞台にした、「詞先(歌詞先行)」のボカロ・同人音楽向けコンセプト歌詞です。単なるテキストではなく、楽曲の展開、BPM変動、エフェクトやミックスのタイミングまでをあらかじめ設計・内包した「音響分鏡(サウンドステージング)仕様書」として構築されています。
​【コンセプト・世界観】
国家によって工業的な「消耗品・実験体」として管理され、量産される魔法少女たち。
セクション3からナンバリングが「10進法」から「16進法(ヘキサデシマル)」へと無機質にシフトしていく描写は、人間の命が完全にデータ化され、夥しい数が破棄されていく異常な消費スピードと狂気を表しています。
盲目的な正義を歌うプロパガンダアイドルソングから始まり、政府の冷酷な隠蔽報道、システムによる強制処分ログの割り込み、そして絶望の底から「魔女」へと変転して文明を蹂躙するゴシック・オペラへと、世界の崩壊に向けて一気に加速していきます。最終的には、その壮絶な破壊すらも「実験終了」の一言で処理される、徹底的な虚無主義(ニヒリズム)を描いた邪典的作品です。
​【楽曲・編曲へのアプローチ(ボカロP・作曲家様へ)】
本作は、BPM 175から最大210へと暴走するブレイクコア(Breakcore)、スピードコア(Speedcore)、インダストリアル・ノイズ、そして重厚なゴシック・パイプオルガンサウンドの融合を想定しています。
最大の特徴として、ニュース雑音のサイドチェイン(Sidechain)圧縮によってボーカルのロングトーンや換気(ブレス)が物理的に寸断されるギミックや、左右チャンネル(L/R)から同期して迫る緊急サイレンなど、過激なミキシングを要求する指示が埋め込まれています。

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投稿日:2026/07/16 01:32:43

文字数:4,260文字

カテゴリ:歌詞

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