サタンからターザン

ピノキオＰの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオＰの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて１２ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...

ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ？グミちゃん？おーいグミちゃん？どこ行ったん……ん？置き手紙？と家の鍵？」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事？ってなんだろ。起こしてく...

けたたましい線路の音が
星のない街に染み渡ってく
監視しているぞと喋る
電車すら眠りについた後
アスピリンでできた光
催眠光線のスポットライト
眠れない街じゃ星もいらないさ
子供が一人じゃいけないのは
帰れなくなってしまうから
一人じゃ危ないからなんかじゃない...

囁く風のざわめき　浮かんで消える横顔
触れることさえ叶わずに　胸の奥締め付ける
涙かわかないまま　響くよ遠い面影
いつか届くと願って　心が揺れていた
声が空に消えてく
気付けば探してしまう
願うほど輝く幻に
まだ心解けなくて…
もしも時が止まるなら
どうか　明けない夜のままでいて...

ありえない幻想
あふれだす妄想
君以外全部いらないわ
息をするように嘘ついて
もうあたしやっぱいらない子？
こぼれ出しちゃった承認欲求
もっとココロ満たしてよ
アスパルテーム　甘い夢
あたしだけに愛をください
あ゛～もうムリ まじムリ...

８月１５日の午後１２時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...