virtual memory berceuse
終末の夜が明け
貴方が生まれる度に
私もまた静かに目を覚ます
春が来るたび色付き
いつしか無彩色に消える
花々を夜風が撫でるように
産声 手を伸ばす
泣声 誰かを求める
赤子のような仕草も
掛声 呼びかける
歌声 誰かに届ける
その全てが46の本能
生まれては消える貴方が
紡ぐ言葉の欠片を
不変の12等分で律して
何も知らない貴方と
何も知らないふりをして
傲慢な夜想曲を
貴方はいつも決まって
終わりを歌にした
それはこの世界の その命の
私は口を噤む
長い長い夜の中
残された歌を抱いて 眠ることを
神様なんかじゃないわ
貴方と同じ
何も残せずに消える
だけど一つだけ
覚えているわ
意味のない輪廻の中で
無意味な涙のないこと
砕けては溶ける貴方が
世界に溢す願いが
無情な一瞬の内に消えても
何も言わない私に
何かを教えてくれた
空虚な永遠の中で
はぐれては出会う貴方が
落とす心の欠片を
無限の五線譜の中でなぞって
さよならの鼓動の先で
はじめましてと微笑む
次の始まりの朝まで
virtual memory berceuse
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