A
もう別れてしまうね
分かれ道が近づいて
嗚呼覚えていたいね
不確かでもまたたいた

そう昔の自分へ
贈る言葉バラまいて
ねえ繋いでいたいね
見えなくてもそばにいて

B
机の落書き残った傷跡
幼い指先辿って未来へ
桜の蕾に結んだ約束
信じちゃいないけど

S
大きく手を振るんだ追い払ったみたいに
遠くなった背中を振り返らず歩いて
重くなった視界も来週には明けるさ
会いたくなるいつかを懐かしんでいとしくなる

A
嗚呼薄れてしまうね
エピローグも過ぎ去って
ねえこの道の先で
合流地点どこだっけ

B
涙で腫らした夜明けの眼（まなこ）を
いつかは晴らして日傘で踊って
手紙の最後に残した宛名に
少しのイタズラを

S
大きく手を振るんだ風が吹いたみたいに
透き通った記憶を攫うように笑って
こうしてただすり減る残り時間の前で
伝えたくていつかを手繰り寄せて寂しくなる

C
納得してるんだこの行き先に
後悔などないさ今がしあわせ
それでもこの場所は君がいたから
辿り着いた場所だろう

S
大きく手を振るんだ追い払ったみたいに
遠くなった背中を振り返らず歩いた
重くなった足元引きずったら見えるか
会いたくなるいつかを懐かしんでいとしくなる

大きく手を振るんだ待ち合わせたみたいに
遠くなった線路の先の方で待ってた
重ならないカルマを無意味だって抱える
届けたくて想いを傷口から咲かせてみる