あの日 君と描いていた
空は 何色にも染まらないまま

あれから 君は大人になって
きっと違う道を 歩んでいくだろう


永遠だと 思えた日が
嵐のように 過ぎ去って

いつの日か 僕の目には
未来が 見えていなかった

輝いてたあの日の君に 「ごめんなさい」
今更泣いてたって 仕方がないのに


三月 君と二人でいた
それは 君が故郷を捨てる前の日

「寂しい」と 僕が零したときの
君の顔を 僕はずっと忘れないから


春の風に誘われて 東京へと旅立った
あの時の 君の目には 
どんな未来が 見えていたのかな

笑顔で別れ 告げる君に 
「頑張れよ」と 見送って

僕は独り 虚空の中に
取り残されていた


決意が揺らぐことはないか
迷いなどはみつからないか

この先の 未来を見据えて
不安も感じているだろう

それでも 君はきっとできる
立ち止まらずに 突き進め

だけれどたまには 帰ってきてね


季節は巡り 町も変わる
君もきっと 変わったのだろう

僕だけは あの時のまま
心が 止まっているけれど

君の好きだった風景がもう無い
君の嫌いな この町に

今年も 綺麗な花が咲いていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

拝啓、故郷を捨てた君へ

歌詞です

閲覧数:389

投稿日:2020/05/24 23:44:33

文字数:503文字

カテゴリ:歌詞

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