【A1】
扉を開き目を細めた
先の景色は眩しすぎたんだ
知らない言葉に耳傾け
どこかの世界を仰ぐ

【B1】
「さよなら」と告げる言葉
残響は視界を覆う
触れられた温もりさえ
音もなく降る雨に溶け消える

【S1】
私のLupinus ただそれだけでいい
瓦礫の中でも歩いて行けたのに
Perdet 儚い幻
自ら四肢に鎖からめ助けを乞い求めてた
Lupinus 悲鳴が彷徨う
反射する痛みが意識を引き摺る
Quaerite いつかはきっと
手繰り寄せる Lupinus

【A2】
日差しの下に一人立った
照り付ける熱が鼓動を焦がす
身を寄せていれば不安も無くて
それがこの時を攻める

【B2】
立ち上がり手を伸ばした
扉の重さ軋む音
錆びついた一つ一つ
パラパラと崩れ落ち背を押した

【S2】
叶えるLupinus 今は遠くていい
時間を重ねてそこまで行けるから
Jura 夢の隣まで
膝を抱えて怯えていた虚無の日には戻らない
Lupinus 風が吹き抜ける
存在の有りかを確かに示して
Lupus 心に宿し
駆け抜けるの Lupinus

【C】
数多光は海を渡っていく
遥か広がる世界を見渡し
歩き続ける

【S3】
信じたLupinus 今は一人だけ
嘆きも悲しみもどこかに忘れて
Memories 遥か遠い記憶
もう隣に立って歩けるなんて思えてたのに

私のLupinus 幻でもいい
想いを馳せていた それで進めたの
Luctus もう触れられない
優しさも暖かさだって全部教えてくれたんだ
Lupinus 微かな温もり
記憶の中で存在を感じてる
Gratias 涙一粒
その場所に咲く Lupinus


[譜割り(ひらがな歌詞)]
※()内は1音となります

【A1】
とびらをひらき めをほそめた
さきのけしきは まぶしすぎたんだ
しらないことばに みみかたむけ
どこかのせかいを あおぐ

【B1】
さよならと つげることば
ざんきょおはしかいをおおう
ふれられた ぬくもりさえ
おともなく ふるあめに とけきえる

【S1】
わたしの ルピナス ただそれだけでいい
がれきのなかでもあるいてゆけたのに
ペル(デェー) はかないまぼろし
み ずからししに くさりからめ たすけをこい もとめてた
ルピナス ひめいがさまよう
はんしゃするいたみがいしきをひきづる
(クワエ)(リー)テ いつかはきいと
たぐりよせる ルピナス

【A2】
ひざしのしたに ひとりたあた
てりつけるねつが こどうをこがす
みをよせていれば ふあんもなくて
それがこのときを せめる

【B2】
たちあがり てをのばした
とびらのおもさきしむおと
さびついた ひとつひとつ
ぱらぱらと くずれおち せをおした

【S2】
かなえる ルピナス いまはとおくていい
じ かんをかさねて そこまでゆけるから
ユウラ ゆめのとなりまで
ひ ざをかかえて おびえていた きょむのひには もどらない
ルピナス かぜがふきぬける
そんざいのありかを たしかにしめして
(ルウ)プス こころにやどし
かけぬけるの ルピナス

【C】
あまた ひかりは うみをわたあていく
はるか ひろがる せかいをみわたし
あるきつづける

【S3】
しんじた ルピナス いまはひとりだけ
な げきもかなしみも どこかにわすれて
メモ(リイズ) はるかと(おい)きおく
もう となりにたって あるけるなんて おもえてたの に

わたしの ルピナス まぼろしでもいい
お もいをはせていた それですすめたの
ルク(トゥス) もうふれられない
や さしさもあた たかさだあて あなたがぜんぶ くれたんだ
ルピナス かすかなぬくもり
きおくのなかで そんざいをかんじてる
(グラ)ティ(アース) なみだひとつぶ
そのばしょにさく ルピナス

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

Lupinus

cocoさんの歌詞募集曲への応募作品です。
http://piapro.jp/t/viBf

この先もきっと強く生きていける。
ルピナスの花のように。

修正・推敲の他、仮歌の録音提供などにも対応可能です。
どうぞよろしくお願い致します。


[補足]
親しい人と幸せに過ごしていた少女。
その日々がずっと続くと思っていたが、その人は少女を置いて旅立ってしまう。
一人ぼっちになって初めて自分が守られていたことに気付く。
少女はもう一度、今度はその人と肩を並べて歩きたいと願う。
その思いを胸に、少女は最愛の人を探し、一人旅立つ。
そんな物語。

Lupinus(ルピナス)は花の名前です。
花言葉は「想像力」「いつも幸せ」「貪欲」。

その花言葉から、「少女当たり前に感じていた'幸せ'な日々は、守られて得られていた'幻想'で、少女はそれをただ一方的に'求めて'いただけだった」という事実に少女が気付くという物語の起点になっています。

また、ルピナスは荒れ地でも育つ強靭さから、ラテン語の「オオカミ」を意味する「ループス(Lupus)」を語源としています。
そこから、「守ってくれる人を失ったその場所から立ち上がり、もう一度その人と肩を並べて歩くことを夢見て旅立つ」という強さと決意を持つ展開を書いています。

最後に少女は旅先で最愛の人が既に亡くなっていた事を知りますが、それは、ルピナスにはもう一つ、ギリシャ語で「悲嘆」の意味の「lupe(ルーペ)」という語源を持つことから、少女が悲しむ描写を添えています。

それでも、一人で最愛の人の元まで辿り着いた少女は、かつてその人から貰った暖かさを胸に、これからも強く生きていけるでしょう。
これがこの物語の全容となっています。

[用語]
ルピナスの語源である「Lupus」に合わせて、サビの各所にラテン語の単語を当て嵌めています。

Perdet : 失う
Quaerite : 求める
Jura : 誓う
Lupus : オオカミ (※語源)
Luctus : 悲嘆 (※語源の悲嘆の意の「Lupe」をラテン語にしたもの)
Gratias : 感謝

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閲覧数:396

投稿日:2015/08/24 03:29:12

文字数:1,600文字

カテゴリ:歌詞

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