変わりやすい天気には困ってしまうわ
セットした前髪もしおれて
元気が取り柄なワタシも落ち込んでしまうわ
空もまだ浮かない顔のまま

あとから来たずぶ濡れのキミは苦笑いで
自分に構わずハンカチを ワタシに差し出してくれた

雨音 雫が心音(コドウ)と同期する 揺れ動く
なんだか初めてのキモチ どうしたらいいの?
バス停 二人きりの無音の中 鳴り止まない
視線すら合わせられないままで

今もまだ晴れない空の下 二人
向こうでは雷の声…


時々見上げて顔を見ようとしたりして
視線に気付かれたらプイッとそっぽを向いてしまう

時間が過ぎていくのが 遅く感じてしまう
永遠でも悪くないと思ってしまう
ハンカチ 握りしめたままの手が汗ばむ
雲間から晴れた空が見えだして

同じ方角の帰り道 歩き出す
さよならを言うのも戸惑っていたら
渡された紙切れに 走り書きの文字
照れたキミの顔を見合わせた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ハンカチ

ちぃぷ氏の9/26付け投稿作品『#0926 (タイトル未定・歌詞募集中)』[http://piapro.jp/content/vcw7mmtwrtqbqjt9]
よりインスパイアされて書いた歌詞です。

・イントロのピアノやサウンドが降り始めた雨音に聞こえた気がして、テーマとしては使い古されたチープなカンジがしますが「雨宿り」をテーマに、恋愛要素を多分に含んだ内容になっています。
・イメージとしては舞台としては少し郊外の学校やマンションが並ぶ街並みで、あまり近くに立ち寄れる建物がないカンジ。「キミ」は大学生ぐらいの年齢で、手には片手鞄を持って講義が終わって帰ってる途中みたいなカンジでしょうか。
・一部の歌詞を会話口調にする事で、歌詞の主人公の感情が表れるようにし、感情移入しやすくなるよう意識しました。
・相手(異性)を「キミ」と表現する事で、生意気感というか落ち着いてるカンジよりは元気な性格であると感じられるようにしました。
・最後のサビの「渡された紙切れ」を、最初は栞(キミ=もう一人が手に持っていた小説に挟んでいた)にしようかと思っていたんですが、文字だけだと突然"栞"を出してきても意味が判らないだろうと思って、あえてどうとでも取れる「紙切れ」としました。

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残念ながら歌詞募集の選考に漏れました。

閲覧数:104

投稿日:2008/09/28 20:41:26

文字数:395文字

カテゴリ:歌詞

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