静かに打ち込まれる楔のように
時計の針が気持ちを引き裂いていく
動かなくなった時間を見つめても
轟いていくのは失った感情だらけ
教えてくれる大さじひとつの方法も
こぼれていくのを眺めることしか
砂で包まれた舌先は味も言葉も忘れた
それが一番楽だったのかもしれない
座り込んで蹲って泣きながら呪って良い
自動的な空白に乗り遅れ立ち尽くして良い
恐らく何をすることもできないから
ボクはそこに居るキミに何も言えない
でもそこにいるよね
微かに飲み込ませる薬のように
時間の熱が心を焼き焦がしていく
弾まなくなった希望を集めても
散り去っていくのは見つかった暗号だらけ
唱えてくれる両手いっぱいの数式も
絡まり合うのを眺めることしか
糸で縛られた唇は歌も嘆きも忘れた
それがなにより楽だったのかもしれない
眠るふりで暗くして震えながら腐って良い
波状的に繰り出す迷惑を見つめなくて良い
おおよそ何をすることもできないから
ボクはそこで耐えるキミに何も言えない
ただそれはキツいね
いつからが安全だったんだろうって
どこまでが無理強いだったんだろうって
誰からが本当だったんだろうって
どれこそが自分のだったんだろうって
ずっと考えてしまうのをやめられない
ずっと正解欲すのをやめられない
ずっと完全じゃないのをやめられない
きっとどれも不正解でやめられない
止まっているはずなのに
止まってないどこまでも
何も知らないふりして
全て見過ごしてきたんだ
悔やんでも
悔やんでも
諦められない
まだ回ってる
いま巡ってる
止まりながら終わってく
終わりながら止まってく
誰の声も聞こえないなら
ボクの音は届かないかな
ボクの音が届けば良いのに
座り込んで蹲って泣きながら呪って良い
自動的な空白に乗り遅れ立ち尽くして良い
恐らく何をすることもできないから
ボクはそこに居るキミに何も言えない
でもそこにいるよね
届かなくても
知っているよ
そこにいること
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