「ん、は??」
「え??」
「メイ、ちゃんは寂しくないの??」
この言葉で、メイコは何を思ったのか。
きっと、泣いた姿なんてかっこ悪くて見せたくなかったのだろう。
ミク達同様、こらえていた涙が溢れ出す。
「カイトの馬鹿ー!!」
「えぇ!? いきなり俺!?」
「寂しくないわけ無いでしょうがぁ!! 私だって、私だって……っ」
「うんうん」
泣きながら抱きついてきたメイコの頭を撫でながら
うんうん、そう言って一つひとつの思い出を聞いていた。
失礼だけど、いつもは男勝りなメイコも、この時は本当に女の子だなって思った。
「「ミク姉!!」」
「何??」
「「ずっと友達だよね!?」」
さっきまで泣いていた双子が、話し出したと思えばこの質問……
せっかく泣き止んだのに、また涙で前が滲む。
「あったりまえでしょ!!」
「俺たちは??」
「勿論、カイト兄さんもメイちゃんも!!」
大きく深呼吸して、落ち着こうとする。大きく両手を広げて、風に当たる。
風が弱くなってきた。だけど桜は散る一方。
右手にスッと落ちてきた桜の花びら――
「よし!! 誰が早く、落ちてきた桜の花びらを3枚取れるか競争しよう!!」
「なによそれ」
「最後の遊び!!」
「楽しそう!!」
「やって何かあるの??」
「桜の花びらを3枚取ると、幸せになれるんだって」
“最後の遊び”そんな理由をつけて、本当はもう少し
皆と一緒に居たいだけなのかもしれない。
出会いは難しいけど、別れは結構簡単だ、だからこそ、最後を大切にしたい。
「「つかれたーイモケンピ食べたーい」」
「アイス……」
「お酒ー!!」
「まだ未成年ですよ」
「年がら年中アイス食べてる人には言われたくないわ」
「それ、自分にも当てはまりますよ」
次々と愚痴をこぼす中、ミクだけは3枚、ちゃんと取れた。
「さすが主催者」
「そんな事ないよ!!」
そんな会話もいつしか終わりに近づいていて、残る生徒は5人。
「そろそろ行きましょうか??」
「そうだね」
「「それじゃぁ!! 行こうか!!」」
「また会おうね!! みんなぁー!!」
泣きながら花束を空高く投げて、三年間通った校舎を見て
出会えた事を奇跡と思わず、運命だと思って、またどこかで必ずあえると信じ。
絶対、サヨナラは言わない……
何年何十年何千年と経っても、ずっとずっと友達だと言い続け、心に残り
皆で笑った日々の事は絶対に忘れぬようにと決めて。
一歩、また一歩と前へ突き進む――
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ご意見・ご感想
gin@燃え尽きた
ご意見・ご感想
初めまして、思わずブクマさせていただきました。
桜ノ雨は私自身とても好きな曲なので、このような小説が読めるのが嬉しいです。
曲と一緒に読むと、背景から5人の姿まで想像できるほど繊細に書かれてるなぁと思いました。
それに自分とミクを重ねて読んだら目から桜が・・w
ずっとずっと友達、とても心に響きました。
5人皆がまたいつか必ず会えると信じて、幸あれ。
2009/07/24 23:01:41
ヘルケロ
ご意見・ご感想
こんにちは
はじめまして^^
最近登録した主に小説をアップするヘルフィヨトルというものです。
「桜ノ雨」の歌詞をこの小説を読んでから見ました。
「桜ノ雨」知らなかったのに、この小説を読んで涙が出そうになりました。
そのシーンが綺麗に頭に浮かんできます。
悲しい文、切ない文、私どうもうまく書けないので^^;
私も小説をアップしたので、読んでくれるとうれしいです。
2009/07/23 18:30:04