きっといつまでも届かない言葉は
どれだけ待っても雨を降らせない
乾いた風は何にでも作用して
例えば余計な記憶を運んでくる

きれいはきたない
きたないはきれいに
そんなふうに改ざんされて
何も意味を成さぬのなら
空を見上げて探して

漂う雲を抜け
鳥に抜かれ
それでも確かに
そこにあって
二人を繋ぐ風船を見つけたい

伝わるだろうか
愛しい気持ちを乗せて
どこまでも飛び続ける
優雅に 軽やかに

君から奪った
宇宙の垣間の光
心の距離は
どんな恒星より遠い

天秤皿に載せた
ふさわしいものを
ただ添えたかった
それなのに

絡まった糸は
切るしかできなかった
風船が手をすり抜けた

何も言っても響かぬなら
せめて扉を開けて
薫る生命の匂い
小さな脈動に欹てて
そこにあって
二人を包む風景を分かちたい

伝わってほしいな
想う気持ちを堅苦しく悩んで
柔らかく歌うよ
新しい糸でまた
やり直せるように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

風船

作詞:かたゆめデスク
楽曲:https://www.youtube.com/watch?v=-2xqbflSONM

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投稿日:2025/03/17 15:09:49

文字数:403文字

カテゴリ:歌詞

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