暁に星が光る
東のヴィーナスが夜明けを告げてく
朝露に裾を濡らして
動き出した世界の空気を 一人感じていた

冷たい早霧に抱かれて それでも眠りが覚めないで
愚かな夢をまだ見ているの?
問われた声には返せない 心臓の鼓動で聞こえない
優しい夜を振り切ってもう足は駆け出してた

幼いままで見てた夢の続きも
最後まで信じたのなら叶わないことはない
僕ら未来風に乗って 千里の彼方まで
どこまでも行けるさ


黄昏が街を染める
三日月がそっと僕に口づける
変わらない夜が来る
風が止んだ世界で君は 空を見て震えてる

降り注ぐあの声に負けて 涙で両目を塞がせて
もう明日(あす)は来ないと思ってるの?
風は決して止みはしない この胸の鼓動は止まらない
翼が折れてもまだ未来へ届く気持ちがある

離陸寸前の情熱を抱えて
時速1600キロで今日もひた走ってゆく
自分の影すら捨てて 昨日を置き去って
新しい世界へ


スケッチブックにクレヨンで 書いたようなあの日の夢
約束の丘に辿り着いたら 紙飛行機にして飛ばすんだ

未来へ…


生まれてここまで歩いて いくつもの昼夜重ねて
等身大より大きな夢を見ていた
期待と挫折を繰り返し それでも已まぬ冒険心
少年のままの耳で風が吹く音を聞いた

鳥が啼き厚い雲が吹き飛んだ
これは遠い刻から吹いてきた未来風
ハロー、聞こえてますか 明日の声が
君が微笑んだ

夜に聞いた嘘も悲しみの昨日も
愚かな僕らにはその行く末も知れない
僕ら未来風に乗って 万里の彼方まで
悠久の時の果てへも 手をつないでいこう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

未来風

――――動き出せ、未来!

いきいき可愛い希望の歌です。前作がちょっと重めだったので。
タイトルは一応「みらいふう」です。

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投稿日:2013/08/26 00:39:25

文字数:670文字

カテゴリ:歌詞

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