終わりも見えぬ旅路の途中 暗い森を行く一人のウサギ
ふと立ち止まり耳を揺らすと 澄んだ音色が駆け抜けた
月の輝き映える湖畔 暗い夜に歌う一人の猫
薄く浮かび上がるその影 切なく見えて目を留めた

空が綺麗に見える日は 幸せそうに歌うんだ
月の光に照らされて いつもそこから動かない

月に恋した夜色猫は 映る光に手を伸ばしては
ぱしゃりと水面を震わせて 寂しそうに尾を揺らすんだ
闇に光る星になりたいと 猫は今日も空を見上げる


今宵も猫は一人歌う 何処にもいない恋物語
姿も見えぬ不煌(ふこう)の月が 眩しく見えて目を逸らす

空が陰って見える日は 何故か涙を零すんだ
淡い光が目障りで いつも此処から動けない

猫に恋した旅ウサギは その背中に手を伸ばしては
月の光に躊躇い手を引き 曖昧な言葉を並べるんだ
空に上る月を羨んで ウサギは今日も踏み出せぬまま


月に恋した夜色猫は 空に焦がれ星になりました
光る幾多の星々の中 猫は笑っているのでしょうか


月に恋した夜色猫は 映る光に手を伸ばしては
ぱしゃりと水面を震わせて 寂しそうに尾を揺らしてた
猫に恋した旅ウサギは その姿に手を伸ばしたが
光る水面に掻き消えた猫 曖昧な笑顔が揺れてるんだ
長い耳を風になびかせ ウサギは一人空を見上げる

月と星と地上のウサギ 二人の距離は縮まらない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【鏡音レン】夜色猫と月

ウサギは今日も空を見上げる

月と星と地上 一番距離が近いのはどこでしょう


レン君で童話チックに仕上げてみました。
でも日常的な恋でもよくある(?)ことではないでしょうか。

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投稿日:2012/02/21 21:35:03

文字数:577文字

カテゴリ:歌詞

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