「レン!レン、どこにいるの!?」

「申し訳ありません、王女。レンは買出しへ行っております」

「そうなの…。じゃあ、帰ったらすぐ私のところへ連れてきて!」

「かしこまりました」


くすくす。


「王女、出てきていいですよ」


クローゼットの中から、僕の服を着たリン王女が姿を現した。


「あははっ、やっぱり面白いねぇ。み~んな騙されちゃうんだもん」

「ですね。買出しはもう済ませてありますから、なんの問題もありませんし」

「む。レン、遊んでるときくらい、敬語やめてよ」

「いくら王女の頼みといえ、それは無理です。僕はあなたの召使ですから」


僕はクローゼットから新しいドレスを出すと、王女に渡した。


「着替えちゃってくださいね」


微笑んで、王女の部屋を出る。
すると、王女は、いつも言うんだ。

「ありがとっ、レン!」

お日様みたいな、明るい笑顔で。

僕は、この笑顔を守るためなら、なんだってやってやる。

たとえそれが、『悪』になることだとしても。


だから、君はそこで笑っててね。





「ただいま戻りました~」


買い物を終えたフリをして、メイド長に挨拶する。


「レン!王女がお探しになっていたわよ!早く行ってあげなさい」


笑いをこらえ、僕はもう一度、王女の部屋へと向かった。









ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

悪ノ召使 ~二次創作小説②~

ノロノロとか言いながら、連続うP。

一番の内容終了です。

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投稿日:2010/02/21 10:16:56

文字数:582文字

カテゴリ:小説

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