沈黙にざわめく夜の葉擦れの音の中で
耳を塞いでも聞こえてくるあの嘲笑
雨は優しく僕に触れて
ゆるゆると肌に溶けていく
藍地の裾を揺らして
陰鬱な色を纏う闇夜をゆく
僕はただ空を睨み
湖畔(ほとり)に横たわる
寄せては返す 波のようなこの焦燥
濡れた露草に身を委ね沈んでゆく
空を見上げても
星の瞬きはなく
明月の癒しもない
ひとり
このままひとり
何を求めて僕は空へ腕を伸ばすの?
虚空を掴むばかりの冷たい指
瞼をくすぐる群青(あお)い花弁
何を願うのか?
縋る思いで花弁(きみ)を食む
絡みつく全てを捨て去り
絶望の淵で水面に写った僕
湖月となろうか?
天に浮かべぬ汚れた我が身よ
湖面に浮かんで見上げる夜の長雨(眺め)
湖面に浮かべばそう僕が雨夜の月
誰にも見えず
誰も知らない
(仮)雨夜の月
元々、歌詞募集曲の応募用に書いたモノです。
(曲は素敵な詞と歌が入っていました!)
イメージに"和風、月、不思議な感覚と音、アンニュイなレン…"とあったのでこんな感じに仕上がってます。
たぶん倦怠感が強いです。
前回の投稿1作目に続いて季節設定が秋です。
秋なので仕方なし・・・と思って下さい。
秋の長雨は、どの季節よりも陰鬱な気がいたします。
季節は違いますが、自身の好きな歌の1つである小野小町さんの「はなの色はうつりにけりな いたづらにわがみよに降るながめせしまに」という作品の表現を少し拝借しています。
なかなか長雨⇔眺めを表現する語彙が見つからず・・・勉強不足を目の当たりにしています。
いい大人なのに恥ずかしい限りでございます・・・。
精進してまいります。
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