夢じゃない
ほらまた消えてく星の光
彼らの願いを叶えて眠りにつくの
ジークムントの呪いの言葉に囚われた
世界は私を隠した


夜が目を覚ます
指先ひとつ触れ
代償の星を選(え)る
堕ちていく
あの星屑に名を変えて

不意に弛(たゆ)む灯に
消すこと躊躇った
私には邪魔だけど、
邪魔だけど
燃え尽くすその前に

痛いから
怖いから
ポケットの左側
真っ黒な石をひとつ隠した
どれほどの価値もない
けど暖かかった

音もなく
とめどなく
すべもなく
溢れてく
からっぽの悪魔 透明な箱
心はそこに在るの?

夢じゃない
希望の裏側に流れ星
誰もその行方を気には掛けていないの
悲しい記憶の始まりでさえ一度(ひとたび)は
輝く星だというのに


朝が来て沈む
孤独の棲む部屋で
煤色(すすいろ)の羽交(はがい)折る
籠の鳥
大丈夫、大丈夫

誰もが忌(い)み嫌う力
美しいまま
願わくば私を消してよ


ほらまた輝く星の光
彼らの願いは尽きることの無い、そうBreath(ブレス)
メフィストフェレスの甘い囁きが木霊する
私は心を探してる

今日も誰かの涙で流れていく
誰もその終わりを想像もできないの
君が忘れた夢の始まりはプレアデス
今でも私のポケットにあるの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

プレアデスの涙(仮)

すんさん確認用

タイトル(仮)です。
書いた時のあくまでイメージです⬇


ジークムントの呪い→ジークムント・フロイトの提唱したエス(無意識)。欲求を満たそうとする本能的な衝動。

無数の星は誰かの願い事の結晶で、主人公は人間(または神々)の願いを叶えるために、代償にどれか星を堕さなければならない仕事。悪魔(メフィストフェレス)と称され囲われた存在。心を持たない。
星を堕すことにある時違和感を感じる。

誰かの願いの裏側には、犠牲があるということを知らずただ願い続ける人々に疑問を抱いてるイメージです。
どんな悲しい記憶も、元々は誰かの願いという輝く星で。他者の希望の影に無作為に堕とされた流れ星。


プレアデス→プレアデス散開星団。おうし座の中にある若い星々の集まり。

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投稿日:2024/09/04 08:41:13

文字数:536文字

カテゴリ:歌詞

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