眠りに落ちて目が覚める「現在」が途切れて再び始まる
一続きの私の中で小さな生と死が周っていく
浅瀬を泳ぐ魚類(うろくず)の瞳は熟れた柘榴の赤色
つと鮮(あざ)らかに飛び跳ねた飛沫は懐かしい塩の味がした
目が覚めると泣いていた。水母のように透明な午前
涙が作る夢の海、睡中で息をするあなた達よ
毎日、私は私に悲しい夢を見せてくれるんだ
いつか来る現実の悲しいことに少しでも慣れるために
目が覚めると寂しさも全部全部消えちゃうから
人生とは「生きている」という夢を見続けること
金雀枝はほろほろと散る
歩道に化粧(けわい)を施すように
童女が歌うリル・リル・ロ
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昨日、死んだ私に美しい墓碑銘を
朝付(づ)く日がまだらにさゆらぐこの海辺で
今日、生まれた私のために命名式を
熟睡(うまい)から覚めた空、風辷る丘で
毎日、私は私に恐ろしい夢を見せてくれるの
現実じゃなくて良かったと毎朝、安心を与えるため
目が覚めると喜びも全部全部消えちゃうから
夢が現実で、現実が夢だという夢を見た
他人が見た夢の話ほど退屈なものはないけれど
自分の見た夢は誰かに話したくなるの
目が覚めると何もかも全部全部消えちゃうから
人生とは「生きている」という夢を見続けること
未来の私より若く、過去の私より老いた
「現在」の私よ、さようなら……そしてまた、こんにちは
コメント1
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ご意見・ご感想
karakarano
ご意見・ご感想
時折、今まで生きてきたのが全部全部夢だったんじゃないかと思ってしまうことがありました。「この夢から覚めたら今まであった嬉しいことも好きなひとも全部なくなってしまうんじゃないか」とどうしようもない不安に襲われることがありました。
この曲を聴いてぼろぼろ泣きました。うまく言えないんですけれど、すごく救われました。
本当にほんとうに、ありがとうございます。HaTaさんもHaTaさんの曲も大好きです。これからも応援してます。どうかお体には気を付けて。
2023/02/04 22:41:09