今日ひとつ嘘をつきました
我が身を守るための嘘です
誰一人疑う人はいませんでした
罪悪感がありました
それでも自分を守るために
仕方の無いことだと思います
常日頃愚直真面目にやっているので
今日くらいいいんじゃないかと
そう思いました

もっと器用に生きれたら
嘘をつく必要はないのでしょう
けれども私にはそれができないのです

嘘は当たり前のようにまかり通り
そのことについて触れられる度
自分がうまく笑えているか
不安でたまりませんでした
人を傷つけるための嘘ではないんです
誰かが損をするわけでもなく
誰かが涙するわけでもなく
けれどもそんな自分が情けなくなって
じわりと涙が滲みました

あぁもっと器用に生きられたらなぁ
あぁもっと器用に世渡りできたらなぁ

これからも嘘を重ねていくことでしょう
こんな私ですから
せめて誰も傷つけないような
自分でありたいものです