私が生まれた日を憶えている?
あれは君が十五才になった春の日
起動した私の瞳に映ったのは
今も変わらない優しいその笑顔
その瞬間から ずっとずっと
同じ時間を生きてきた
穏やかな日も 荒れ狂う日も
ただ君が幸せで在るように
それがこの世に私が存在する意味
それ以外 他に何も要らない
あれから幾年の月日が流れて
君の笑顔の皺も大分増えたね
私の姿は変わらないけれど
過ごした日々は全部記憶しているよ
笑った顔 泣いた顔や
怒った顔も ちゃんと全部・・・
君のとなりで いつの日でも
ただ君の幸せを願っていた
君の笑顔が 消えないように
それ以外 何も望まないよ
入力された性格じゃ
本当の感情なんて解らない
だけど君と居ると胸の奥が温かい気がする
この感覚が「幸せ」なのですか?
「さあ午前七時ですよ 起きて下さい
朝食のお時間になりました」
「どうしたのです? 寝たふりですか?
もう、子供じゃないんですから・・・」
春の日差しに 包まれた部屋
ただ君は静かに笑っていた
「起きて下さい」 何度言っても
君のその瞼は開かない
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みゃーみゃー
みゃみゃみゃみゃー
みゃみゃみゃ
みゃーみゃー
みゃーみゃー
みゃみゃみゃみゃー
みゃみゃみゃ
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