怖いほど何も映らない 見たこともない白の景色
纏わりつく霧の重みで 引力さえも変わっていく
砕かれ割れたガラスの破片が 喉に交わり声が止まる
足に絡まる無数の細い手 振り払う度命削る
道標何も映さない 死へと変わる雪の奔流
震えてく胸の高鳴りと 気づかず鳴らす奥歯の音
感覚さえも冷たく溶かされ 握る拳も開いていく
身体に積もる雪風の屑が 重なるほどに熱が霞む
覆われていく記憶の片隅 残した世界に戻れるように
雪に焼かれて悶えるくらい 正の温度が燃え盛る
息が燃える白の世界 輝かしいほど灰が降る
明日も涙も閉ざしていくから 焼け爛れた右手を伸ばした
深く暗い白の世界 全てかき消して吹雪いている
凍てつくほど綺麗な温度で 時間さえも固めていく
どれくらい旅をしたのだろう 一歩踏み出す刹那の中
止めどなく歩く足がやがて 胸の鼓動と意識変わる
無我夢中で歩いていく 五里霧中の雪の世界
雪に埋もれて止まったのなら 命の行方も止まるのだろう
音も消え何も映さない 開いた瞳は今を見ない
夢に消える溶け込んでく 時計みたいに進んで行く
白に染め行く意識の果てまで 踏み出す鼓動が音を立てる
どれくらい旅をしてたのだろう 辿り着く場所はどこなのだろう
永久に続く白だけの時に いつの間にかに浮かぶ青
痛いくらい鮮やかな色に 生の温度が燃え盛る
息が燃える白の世界 懐かしいほど空を見る
生きた証が広がる景色 焼け爛れた右手を伸ばした
青が広がる死の異世界 歩いた地獄は過去に消え
凍てつくほど綺麗な温度で 時間さえも溶かしていく
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