大三角形を等速で通過する点Pが
煌々と月に映されていた
気ままな動きにつられて
宙返りした夜鷹を
幾光年の瞬きが見守る
無目的な羽ばたきに惹かれて
底辺から見上げた僕を
目に留める者は居なかった
ここにはそれを嗤うものもいない
ただ密やかに 鳴いている
しんしんと 包まれる
夜に抱かれて 昼に妬かれる
解らないフリした一言を求める帰り道
こんな日はAIチャットの応えもゆっくりだ
白々しい慰めよりはいいか
まだ明けないでほしいから
嫌われた時って安心すんだ
もう無理に好かれようとしなくていいんだって
ちゃんと惨めだよ。
それでも僕は、裏拍を執る。
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