催眠術

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BPM=152
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恐れなくても此処は雨も降らない場所だから
夢の中での浮遊感が僕を縛り付ける
枯れて萎れた花にひたすら祈るその意味は
なんとなくただ僕の姿に似てて惨めな気がしたから

現実に指差されても 諦観だって消えていく
そうやって無意識にすがる
不確かな記憶噛み締めて点けたタイターの火を眺めては消した
嫌でも脳裏に君が居てしまうんだ


もう目も開かない 開けたくもない
催眠術の罠にかかるから
ただの上部だけのカタルシスもいらないんだって
どうしようもないって そんなあの日の君の不運を見せないように

きゅるきゅる変わるアイの色も きっと僕のフレイヤだった
そうとも知らずにこう問う 「性懲りなく誰を愛した?」
僕はもうこれ以上知りたくもない 葬るように


いつかは覚める 空想だと知ったって
嘘でもまだまともでいたい


見たくなかった夢の中に落ちる3秒前に
揺れる身体で 手を引かれる前に逃げ出した
不完全な意識の外に捨てた苦い焼けた後の煙も
今なら甘くなっていくような気がしたんだ


生きていた (生きていたい)
そうやって言い聞かせてたんだ
ただ息をした ただ息をした
ただ息をしてるつもりだった

もう現実見せようとしないで
もう空想を消そうとしないで
もう僕に指示しようとしないで
ねえ今を現実に塗り替えて
ねえ今を現実に塗り替えて
もう認知をさせようとしないで
もう認知をさせようとしないで


もう目も閉じない 閉じたくもない
催眠術が胸を貫いた
お前の思想だけのレクイエムもいらない
でもどうしようもないんだ 今はまやかしみたいな存在でしかないから


どうにもならない なりたくもない
催眠術の罠が枷の様
底に眠るだけの暗示なんていらないから
幸福を祈る様に優しい声が僕の身体を包んだ

とっさに起こしたアブリアクション
きっと僕は君に落とされた
歪な言葉でこう言う「こんな救済ならもういらない」
意識のそこでなぜか君は笑う 見透かす様に


「ごめんね」なんて震えた声が 聞こえた 聞こえた気がした
涙伝う暖かさを感じた 感じた気がした
君と同じ非現実に 行けたら 行けたらいいな
ねえ そろそろ 眠いね それじゃ
おやすみ おやすみ
なんてさ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

催眠術 歌詞

催眠術の歌詞です

閲覧数:155

投稿日:2020/03/06 18:56:06

文字数:990文字

カテゴリ:歌詞

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