乾ききった 青空と
干からびた お姉さまたち
膝を ついて 過呼吸繰り返す
愛しい 継母

貧乏な 少女は
干からびた その己の喉を
潤すため 赤く赤く黒く染まる
愛しい ナイフよ

遊び人の 王子様
人目 見たくなった
私は 祈りを 魔女に 捧げ
自らを姫だと 偽った

大理石の黄色い床は
ガラスが 傷つけ 傷だらけ
その時計の針が 天上に近づく程
私の罪は 重く重ね

急いで 駆け降りた
階段に 置いてきた忘れ物
偽りたい 気を振り向かせるため
愛しい 王子を

城から見た 私の家は
どうしようもなく 汚れていて
綺麗な 大理石さえないんです
醜い 継母

いつしかこの家に 王子が来た時
私の姿見た 王子様は
汚い 醜い 下品だなどと
罵り 倒れた

遊び人の 王子様
もうね 見飽きたわ
私は 祈りを 魔女に 捧げ
「自らの罪を消し去って!」

私は私は可哀そうな姫様
可愛く 健気な お嬢様
優しい王子様 ガラスの靴を 持ち
私を強く 抱きしめる

やがて 私は 幸せに
王子と 一緒に 暮らしたんだとさ
最高 傑作の 物語は
魔女と 私の 秘密の汚点 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

罪人シンデレラ

シンデレラを子供受けしない内容に書いたらこんなんかなって。
というか二連続こんな歌詞ってどうなの……

ゆったり迫ってくるバラードがイメージ。恐怖感も入れてます。

閲覧数:57

投稿日:2012/06/28 13:37:52

文字数:495文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました