世界が死にかけて 迫りくる末期に怯え
せめて終わりは一緒と、嘆きあう者たちへ

契りあったって無駄さ、三途の川は厳しい
天の梯子は細い ふたりでは渡れない

みんな 独りだと覚悟を決めているさ
人だけが滑稽にもがき、手にしがみつく
ご覧、野良猫がふらり傷ついて歩く
ゴミ溜めのような街角、人知れず死んでいく

絆なんて虚しいもんさ どんなに愛されても
死ぬ時はたった独り そうたった独り
ああ 憐れ我ら孤独の子 生まれた時より共に来る者などない


さして価値のないものだ 骨惜しみして何になる
黙って涙呑んで 散る花になろうよ

どうせ 人の命なんて儚いものさ
吹けば飛ぶぐらい、脆く儚いものさ
ご覧、渡り蝶が果敢に海を渡る
生きる迷いも目的も、何一つ荷物持たずに

結末はみんな平等さ 金持ちも貧乏でも
死ぬ時はたった独り そうたった独り
ああ 悲し我ら孤独の子 最期の時も共に行く者などない


憐れだと思うかい?
一度だけ泣いておくれよ。
黙って、忘れて通り過ぎろ
・・・あんたも泣いてもらうために。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

死ぬ時はたった独り

タイトルをぱっと思いついて書いた1時間クオリティ。
どんなに愛しても無駄だという突き放した詩であると同時に、ある意味では一人で死ぬことも何ら特異ではなく当たり前だ、という風変わりな救いでもあります。

閲覧数:134

投稿日:2015/01/20 09:40:12

文字数:454文字

カテゴリ:歌詞

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