*亜種・うちの子注意*
「へぇ、忘れてたんですか。」
 ごめんなさい、と、どこぞのヒロイン顔負けの回数とスピードで心の中で繰り返す。
「今日ホワイトデーって知らなくってさぁ。でも、僕はお菓子作る時帯人のクッキー作る気だったよ、最初から。知ってるでしょ?」
「ええ、バレンタインからマスターいろいろやろうとしてくれてましたから。でも、結果がこれですか?」
「あぅ・・・わー!俺マスター失格だー!一番好きな奴の誕生日忘れる時点で人間としてだめだー!」
「!?」
 …冷音マスターが本音を叫んで暴走して鬱だの死にたいだの叫んでいる隣でパートナーの冷音帯人君が顔を真っ赤にした。
「あー、可愛いなー。いいな、冷音君素直で。」
 育て方間違えたなーと思う瞬間。
「…マスター、私はいつだって素直ですよ?」

 ウソつけ。

「紫音さん、それは何に対して?」
 自分の気持ちか自分にか。ちなみに前者だと感情に対しての行動、後者だと自分に対しての言動のこと。
 にっこり笑って…流すなよ。

「で、予定していたプレゼント(ラジオ)駄目になったなら代わりに何か欲しいのですが・・・まさか何もないわけじゃないですよねぇ?」
 すいません、真面目に何もないんです。
「まあまあ、そんな攻めなさんな。たいへんなんすよぉ?ボクなんて部長だから勧誘ポスターだのビラだの広告だの描かないとだし。」
「貴女は仕方ないと先輩も解ってると思いますよ。でも、起動してない上に小説出の祝いですら最後というのには納得いきませんね。それに日付も過ぎている。」
 ああ、言われれば。
「ごめん!かねないしなんも買ってあげられないし、出来てお菓子作れる程度だけど…」
「そうですねぇ…じゃあ、あなたがいいです。」
 あ、死亡フラグ発生かも…自分終了のお知らせ?
「レネ、じゃあ帰ろうか。あし・・・じゃねーや、今日起きたらお祝いしよう!」
「はい。でも、あとでも良いですよ?マスター忙しいの知ってるから、我慢します・・・・」
「ああ!もう可愛い!兄ちゃん可愛い!なるべく早く終わらせるから!」
 …もう何でも良いから早く帰ってくださいのろけ先輩コンビ。

 …でも、良いなぁ。ああいう帯人。
「何処で育て方間違えたんだろう?」
「…というか私を調教できると思ってるんですか?」
「!」
 つい心の声が出ていたらしい。

 …思ってないです。思えば出会ったときからこうでしたよね、シオンさん。
「本編なんか、かかせてあげませんよ。」
 ですよねー…。
 とりあえず覚悟を決めた方がよさそうだ。

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妄想日和 参月壱拾四日~壱拾五日の妄想

駄目マスターでごめんなさい(純チョコ&鳥島

色音家の人
マスター  亜種マスター。只今多忙で危険。
紫音帯人  帯人さん。めっちゃ怖い。デレなんてない。

鳥島(ひま人)家の人
鳥島渚  亜種マスター。男っぽいけど女性。美術部部長で多忙?
冷音帯人 先輩帯人。ほぼ彼はデレでできてると思うんだ。

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投稿日:2010/03/15 00:23:50

文字数:1,071文字

カテゴリ:小説

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