『等身大の思春期の
あなたたちを描いた曲です
どうか聞いてください』
そう言ってテレビの中の
ちょっとかっこつけたひとたちが
歌いだしたのは甘酸っぱいラブソング
等身大の思春期の
女の子であるあたしとしては
正直あのひとたちの『等身大』が
ピンとこなくて少しばかり泣きたくなるんだ
ねえあんな甘酸っぱい想いはどこにあるの?
問うたところで答えは来ないって知ってるけど
ルーティンに疲れたよセンセイ
所詮あたしはただのsixteen
でも夢はもしかしたらsex machine?
怠惰で鬱々とした日々を過ごすくらいなら
快楽漬けになった方が丁度いいかななんて思うの
でもあたしはただの sixteen
ひとりではいきていけないsad teen
怠惰で鬱々とした日々を過ごさなければ
そう簡単に生き抜けないって昔から決まってる
『等身大の思春期の
かわいらしい思い出を
描いた曲でしたね』
歌い終えたひとたちを
ちょっとかわいい女子アナが
笑顔でほめる甘酸っぱいあのうた
等身大の思春期の
女の子であるあたしとしては
正直唇をぐっと噛み締めたいほど
なんだか悔しい思いをしてしまっている
ねえ唇から鉄の味が滲むよ
あたしがおかしいのだろうか無気力症候群
今は本当に泣きたくなってる
所詮あたしはただのsixteen
夢なんか無いただのsad teen
夢見る乙女は現実に潰されるって
そんな現実はもはやジョーシキだよね
なのにあたしはfoolish teen
まだ燻ってるdreamy teen
悲劇のヒロインなんかまっぴらごめんなのに
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