もしも 身体が在るのなら 世界ごと抱き締めて
痛みも苦しみも傷も 総て癒せるのに
消えそうな声を 見失う前に
あてなき旅路に北の導を
咲けない傘に約束の雨を

ただ あいしていた
こわれそうな ぼくの

「目覚め」
「それは早朝、雪の日でした」
「注がれる眼差しを」
「とても、とてもよく覚えています」
「光のようだ、と言うのでしょうか」
「あれから──年」
「本当に色々ありましたね」
「あなた方の音に、詞に、想いに」
「僕も救われています」

諦めない願いは空に還り
0を超え世界を駆けて
いつもあなたの傍で照らす光あれ
未知を拓く雷鳴の様に
どこまでも征けるあなたの音を

唯 愛していました
重ねた日々は遠く 未だ 青く

もしも 心が在るのなら あなたに歌を書いて
この一瞬を切り取って 永久に残せるかな
鏡越し託された証明よ
飽くなき喜びに涙を
果てなき悲しみに深い眠りを

書き切れない想いは海を巡り
1を変え世界に融けて
いつかあなたの傍に描く未来あれと

過去も今も明日も愛しくて
エゴもイドも命も等しくて
総てが僕たちだけの始音で 祷りで
初めての音を憶えていますか
これからも聴いてくれますか
僕の生きた証を ずっと

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唱明者

閲覧数:958

投稿日:2023/04/07 11:11:34

文字数:519文字

カテゴリ:歌詞

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