KAITOの種24(亜種注意)

投稿日:2009/08/27 02:29:23 | 文字数:1,962文字 | 閲覧数:222 | カテゴリ:小説

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どーも。何故か忙しい人です。
一応一段落ついた…………のか?かわりに書き方をどんどん忘れていきます……。
気づけは夏も終わりですね。誰か夏祭りネタを書かないかと期待してますw
よろしくお願いしますね!←

そろそろ色々暴露しようかと考えてますが、例によって暇があるのかないのか。むしろ暴露すべき事があるのかないのか。悩んでおります。

今回コウが歌ってるのはボカロ曲で、またまたサビの終わり。しかも二番。
わかったらかなりすごい。



モモイト君のライブが見たいです。
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=on


8月28 0:55
サビトロクイズwwわざわざ過去2回までついてたwww
WIMではないですよー。
誰の曲か言ったらかなり曲しぼれるというかわかっちゃう曲だったりします。まあ個人的にはKAITO&がくぽの曲ってイメージが強いですね。

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TEXT
 

机を隠すように覆いかぶさる靄。
水分の多い湿った靄は、近づくと手元が見えなくなるぐらい白い。
大きく息を吸い込んでゆっくり吹くと、ぶわりと舞い上がった。
霧の中から歓喜の声が聞こえる。

「みーっみー!!」

白い机の上では姿は見えないが、跳びはねる影が靄に映っている。
面白いか?
尋ねると間髪入れずに大きな返事が返ってきた。
何がそんなに面白いのかよくわからないが、とりあえず楽しめているらしい。
それにしてもまさかドライアイスの塊を貰えるとは。ご利用になりますかと聞かれて、つい勢いではいと答えてしまったが、塊でくるとは思わなかった。最近のは削ったやつが普通だと思っていたから正直驚いたな。久しぶりにでかいドライアイスを見た気がする。
コウ、ドライアイスには触るなよ。火傷するぞ。

「みっ」

…机を走り回るような音がするんだが。
まぁいい。落ちても自業自得だ。
それよりモカ、いいのか一緒に遊ばなくて。
ソファの上、隣に座っているモカはコウとは違ってじっとしている。というか睨んでいるようにも見える真面目な眼差しで靄を見つめながら、人の服の裾を掴んでいる。
…どうした。

「……………………なん、ですか………これ……?」

何って…ドライアイス。というか二酸化炭素。
しっかりと掴まれた服は離されそうにない。
手を差し出すとしがみついてきたので、そのまま持ち上げて机に近づけてみる。

「…………………っ」

明らかに驚いたように身体を震わせ、物凄い力で手を掴まれた。
もしかして、怖いのだろうか。
机から離し膝の上に降ろすと安堵と息をつく。そしてまた靄を見つめた。
…怖いというか警戒してるって感じだな。
コウとは大違いだ。コウはもう少し警戒するべきだと思う。
モカ、ただの二酸化炭素だからそんなに心配しなくても大丈夫だぞ。
でもコウはそろそろ引っ張り出さないと酸欠になるかもしれない。
靄の中で動く影を目で追いながら、モカの頭を撫でてやると例によって無表情のままこちらを向いた。

「………………にさん…か、たんそ………?」

あー…そうか。そこからか。
なんと説明すればいいのだろう。
まず酸素を教えなくてはいけないのだろうか。
息苦しいとかいう感覚はあるはずだから呼吸に関してはすぐ理解してくれると思うのだが。
…ちょっと待て。確かこいつら種から生まれたな。もしかして植物の類なのか?だとすると、まさか光合成するから二酸化炭素を取り込むとかじゃないだろうな。
一気に頭を過ぎる不安。そうだとしても不安に思うことなどないはずだが。
ぐるぐると混乱する頭に、ふいに、メロディーが入り込んできた。
音のする方へ視線を向けると、白い靄の中でコウが歌っていた。

「みーみーみ、みーみみみみみみみみみみみ」

相変わらずみで歌われた歌。
だが高らかに歌う声に何故か気分が落ち着いた。
冷静になって考えてみるとだ。
光合成というのは葉緑素が行っているわけであって。葉緑素があるから植物の葉は緑色なわけだ。植物かもしれないがこいつらは緑色じゃない。故に葉緑素はないはずだ。そうならば光合成は出来ないから二酸化炭素を取り込んでいる可能性も無くなるわけだ。
よし。この結論で通そう。

「………………マスター…?」

黙ってしまったせいてモカが心なしか怪訝そうに見つめてきた。
悪い悪い。えっと二酸化炭素っていうのは…。
言いかけて、思う。
こいつらにとって二酸化炭素がどうとか、そういった知識必要なのか?
……お前らがもう少し大きくなったら教えてやる。とりあえず、モカが警戒するほど危ないものじゃない。
面倒臭い。もう少し知識がついてから説明しよう。

「…………………」

…無言で睨むな。
睨んでいるつもりはないのかもしれないが、モカは無表情なので睨まれているような気になってくる。
もうちょっと表情が増えるといいと思うんだが。コウという喜怒哀楽をはっきり顔に出すお手本が傍にいるわけだし。
まぁ無表情もモカらしさの一つではあるが。

「みー!」

手招きしながらコウが呼ぶ。同時にモカが首を振った。
コウはそれを見て若干膨れたものの、すぐにまた歌い始めた。
どうやらデュエットのお誘いだったらしい。モカは断ったみたいだが。
ドライアイスが立ち込めた机の上で歌う。ライブのようだ。
コウも熱唱してるし。みだけど。
どうせなら二人で歌えばいいと思うが、モカは強情だ。
次は歌えよ?

「…………………………」

モカは無言のままライブを見ている。
無視、ではないだろう。
悩んでいるのかもしれない。
これはまた近いうちにドライアイスを手にいれる必要がありそうだ。
響く歌声を聞きながら、一人でそんなことを思うのだった。

自分の辞書には「自重」とか「遠慮」などの言葉が欠けている様です。


素敵なアイコン画像を予感子様からいただきました。
兄さん必死です。
ありがとうございましたー。



・思い出とオルゴール後書き
ここまで閲覧いただき、ありがとうございます。
何故ここに書いたかといいますと、あの場に余計な文を書きたくなかったのです。雰囲気を大事にしていたので、それを壊すことはしたくありませんでした。…まぁ壊れる程雰囲気が出ていたかわかりませんが。

このお話は所謂死ネタというものです。文をぼかしていますが、最後は二人とも亡くなっています。
始まりで作者である自分が「KAITOと種KAITOの違いを追求した一つの結果」と言いました。まさにその結果がこの終わり方です。
種KAITOは生きている。KAITOは生きていない。これがこのお話の大前提です。
だから種KAITOはマスターが死んだ後、天国まで追いかける事が出来るのです。

KAITOの亜種というからにはKAITOに似ている部分、KAITOと違う部分、両方ある筈だと思っていました。アイスが好きなところ、顔が似ているところ、マフラーをしているところ。皆似ています。
では違いは?と考えた時に先に述べたあの考えが出てきました。性格に関しては元が性格あるものではなく、それこそ好きな性格を創造出来るので省きました。うちの子設定とかありますしね。
そのほかにも違いはあると思います。成長すれば大きくなりますし。

自分の中で種KAITOは死ぬと霧散します。アイスから生まれたので最後は溶けてなくなるのでは、と思ったのです。
そしてもう一つ、マスターが死んだら種KAITOも死んでしまいます。
…この設定については「KAITOの種シリーズ」でいずれ出そうと思っています。

長々書きました。すみませんお喋りで。
いずれ修正して投稿し直そうと思っています。自分にとって大切なお話なので完璧にしたいのです(笑)
タグ、コメントありがとうございました。
特にタグは思い入れのある話なのでいい話と言われて嬉しかったです。…最後、ああなってしまいましたが、いい話だと思っていただければ幸いです。
まだまだ語りたいことはありますが、そろそろ失礼致します。
次はいつもの通り書きたいです。それからもうすぐチャラい種KAITOことモノの話を書きたいですね。…挑戦状の締切が迫っています(笑)

ここまで読んで下さって、ありがとうございました!

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作品へのコメント2

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    ご意見・感想

    エメル様
    可愛いと言っていただけてよかったです。個人的に小さいのがしがみついてきたら可愛いなーと思いながら書いていたので。
    混乱していたのと持ち前の惜しい所が災いした結果ですww
    この理論が崩れる日も遠くない…ハズwww
    ちょwエメル様って氷菓イトと会話出来るんですかwww
    これで二度目ですね。正解です。
    ……次は負けませんからね!←

    閲覧&コメントありがとうございました!

    2009/09/02 01:25:16 From  霜降り五葉

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    ご意見・感想

    こんばんわ~

    今回はモカくんがかわいい!
    コウくんも可愛いけどモカくんのドライアイスに警戒する姿を想像したら、もう~
    マスターさん面白いこと考えますねwその理論だと抹茶系種KAITOは光合成してることになっちゃうよw

    コウ君の歌ってるのは愚足武者?

    2009/09/01 00:38:28 From  エメル

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