遠く 遠く
行ける気がした
君となら 何処までも
繋いだ手を
離さないでよ
せめてこの夜が明けるまで


何をする訳でなく
ただ寄り添った

堪えても滲み出る
涙の理由も
訊かないでいてくれた

…ありがとう

遠く 遠く
歩いて行こう
君と僕 ふたりきり
誰もいない
この道を抜け
焼きつけた最後の景色


約束はしなかった
笑顔のままで
さよならをしたかった

…元気でね

遠く 遠く
離れていても
君のこと 忘れない
肌寒くて
だけど綺麗な
冬の日の朝を見送る


遠く 遠く
行ける気がした
あの頃の僕たちは
笑えるほど
青臭かった
またいつか逢えるなら

君に 言いたい
言葉があるよ
あの時 言えなかった
「大好きだよ」
たったひとつの
真っ直ぐな僕の気持ちを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

胸がもぞもぞするような青春っぽい漫画に触発されました。

何でも出来るような気になったり、
どうしようもない現実にぶつかったり、
何も言わなくてもそばに居られる心地よさだったり、
お互いの気持ちを口にしないもどかしさだったり。

大人になると忘れてしまいがちだけど
そんな時が確かに在って、
ここに居る自分に、遠くから手を振っているんだ。

前のバージョンで全ひらがな表記版が読めます。

閲覧数:95

投稿日:2009/11/09 04:49:34

文字数:337文字

カテゴリ:歌詞

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