此の道を選び歩んで来たと
言える道標になれはしない
「此方へおいで」
「こっちにしなよ」
「反対だよ」
目隠し手の鳴る方角へ
歩んで来た道は
全て自分の力だけでは無い
可も不可もない人生を
ただその通りに歩いていた。
ならば示して見せようか
獣の道でも繕うか
「どこまでいけば?」
「落ちないのか?」
「正しいのか?」
隠れ逃げる人は戸惑う
おかしい道を通れども
幼い頃の白線を
辿って着くのが自然だった
ただその通りに歩いてきた。
自身の道など本当に
正しいのか間違っているかなど
分からない。
自信を持って歩んできた道は
両手で抑えきれてしまう。
歩んで来た道は
全て自分自身の力だけでは無い
可も不可もない人生を
ただその通りに歩いていた。
それもひとつの道だろう
目を開け色とものを見て
影見て手を繋げる方へ
目開き手の鳴る方へ
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