砕け落ちる現実を いっそ壊してしまいたくて
絡まる残骸に怯え 退いた腕でグラスを割った
どんなに醜くてもいいから
飛びたいと願ったのは私 なのに
駆け上がることの息苦しさに
絶えられず突き放した腕が ほどける
青い空 焦がれて 涙
何て美しい理想だったろう
手に入れた 機械仕掛けの 翼
今は私を宙に括りつけるだけ
散り終わるその間際に 背を向けた私が言った
「それでいいの、本当に?」 頬骨に伝う涙 確かに見た
願いとどんなにかけ離れてても
望む場所はそこにあると 信じて
ここまで這い上がってきたんじゃないの?
ほどけかけた腕が青色の空を 掴んだ
終わりたい 願って 涙
綺麗な世界でしか瞳をひらけない
それでも 傍にいる もう一人の
自分の確かな背中は見えてるよ
世界は綺麗なだけじゃないよ
醜くて汚くて叩き落とされることもある
だからこそこの溶け出しそうな身体が
どこまで高く昇れるか確かめてみたいんだ
青い空 焦がれて 翼
広げれば背中の「私」が笑った
二つ 影 重なり合って ほら
絶望の時代でも 空はこんなにも青い
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