紅玉
ピアプロID: bloodrosemaxpain
高校生です。二次創作中心に活動中。
ここでは主に歌詞を投稿しています。ダーク・シリアスな話が大好物。
※このプロフィール画像はコラボ「アイコン・ショップ」でbarisan様に作っていただいたものです。「アイコン・ショップ」URL→http://piapro.jp/collabo/?id=11219
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最近の投稿作品 (22)
- 水に、浸して
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声の唄
さあ 始めよう 終わらない唄を
透明な心に 宿る数多の声が
まだ聞こえないの 臆病者の私
踏み出す一歩が 暗い穴の中へと
落ちてゆきそうで 怖くてたまらなかった
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The Spoiled Boy
掬い上げた 小さな命
間もなく消える 儚い命
潰したいのは 何でだろう
考えるより 早く手が動いた
涙流して惜しむのが正義?当然?
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Breather
この身体は真っ黒なの
綺麗なものも汚いものも
全部ぜんぶ一緒くた
そうするしかないと人は言う
結局ね 魚類もほ乳類も同じ狢(むじな)
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流れ星
世界を裂くよ 一陣の光
人工(ひと)の光 嘲笑うように
一緒に歩幅そろえて、なんて
あまりに酷い話です
僕は僕の道を行く、なんて
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Flower Days
こんなにも 君の声 聞こえそうで
遺された 花々に 落ちてくのは 涙
笑顔も涙も 抱きしめてくれたね
お人好しな君 まるで花束のよう
輪廻する緑 みたいにそう君も
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トゥルー オア フォース
世界は狭くて 吐き気がしそう
私もあなたも みんなが観てる
嘘かホントか 曖昧なファクト
ガラスの向こうで 音がするよ
ねえ 資本主義の勝手なミナサマ
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Drop of the water
雫の中に溶け出していく
それは淡い淡い恋の唄
何度も何度も夢に見たの
目を貫くほど強い光
完璧に美しい世界はどこか乾いて
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月夜の涙
青い世界で確かに聞いた
終わりの鐘が響く音
腕に伝うは水か涙か
あなたを待つ水面の上で
月の欠片を探しに行くと
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アイ・キャン・フライ
砕け落ちる現実を いっそ壊してしまいたくて
絡まる残骸に怯え 退いた腕でグラスを割った
どんなに醜くてもいいから
飛びたいと願ったのは私 なのに
駆け上がることの息苦しさに
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春
春がやってきて君はまた
綺麗にそして大人になった
僕は変わらないままだけど
気にしないで前を向いていて
君の細いけど確かな背中に
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七色の翼
君はまるで羽根のよう 柔らかくて温かくて
そんな君が生きるには この世界は残酷すぎた
ちっぽけで情けなくて 転がされる僕を君は
傷ついた表情(かお)見せずに 優しく抱き上げてくれた
痛いだろうに 辛いだろうに
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A Broken Aye
みんながみんな 見て見ぬ振りをするの
どうしていたいの? 答えは反響音
尋ね歩いた 誰もが目を反らした
虚ろな傷が 知らぬ間に裂いていた 胸
それならば もう何も見なくていいじゃない
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カケラ
生まれ落ちて なお僕たちは
子宮の中で生きているようなもの
終わらないと そう信じてる
根拠などどこにも落ちていないのに
ガラス張り 部屋の中 届かない声に
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雨
起きると、外は雨が降っていた。
こもった雨音は不規則なリズムを刻み、耳にしみ込んでいく。
「やだ。今日に限って雨なんて」
乱れたシーツから身体を起こし、呟いてみる。今日は朝から出張だって言うのに、これでは身が入らないではないか。
そんなことを思いつつ、まあ、実はまんざらでもなかったりする。
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覚悟と無自覚
血塗れた焦土。腐った屍で埋まる街。
未だ慣れない、鼻をつくような腐臭に嗚咽を漏らしそうになる。
はあ、はあ、はあ。
口から噴き出す息はもはや吐息ではない。
肺が血反吐混じりに悲鳴をあげているような音だった。