振り仰ぐ夜空に粉雪がちらつき
あてもなく一人たたずめば
白い吐息 闇に溶け消えて
さびしさにぬくもり求める

火の点きかけた胸のときめき
押し込めて離れてしまえば
火傷する前にくすぶって
そのうちに冷めて消えると思ってた

それなのに
街の人波を眺めては
無意識に君の影探してる
この降り乱れる雪のように
気持ち掻き乱され

北風は熾火を煽るばかり
想いの在処明るく燃える
この衝動に もう あらがえない
燃え上がる炎に融けてゆけ


イルミネーションの光がまたたき
浮ついた街を眺めれば
何もかもふいに遠のいて
人恋しく孤独に震える

自覚しかけた心のざわめき
誤魔化してやりすごせたなら
燃え上がる前に消し止めて
自分すらだましきれると思ってた

それなのに
街の人混みをさまよって
気がつけば君の声探してる
この降り止まない雪のように
想い積み重なり

北風は熾火を煽るばかり
想いの行方明るく照らす
この衝動に もう あらがわない
燃え上がる炎に融けてゆけ



隔てられた距離の分だけ熱く
饒舌な心は愛を語り
隔てられた時間(とき)の分だけ強く
正直な心は愛を叫ぶ



北風は熾火を煽るばかり
かつての嘘は炎にくべて
この衝動を もう 止めはしない
燃え上がる炎に融けてゆけ

北風は熾火を煽るばかり
想いのままに向き合う二人
この再会に言葉は要らない
燃え上がる炎に融けてゆけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【MEIKO・KAITO】熾火【オリジナル】

胸の奥に沈めた想いはまるで熾火(おきび)のように──

◆にゃっぽんコミュ「嫁の名前を言ってみろ」で制作した冬曲の歌詞。
 前作「夏の名残」のその後です。
 曲はこちら。http://piapro.jp/content/e4zhf76o534qdm2z

◆作詞:綾野
 作曲:ぐうぐう(安眠P)
 オケ:ぐうぐう(安眠P)、oguitar(ToDoP)
 MEIKO調声:らぐえる(カレンP)、アヤトハルアキ、asra、kuukan、MKiri
 KAITO調声:柳里、綾野、ぐうぐう(安眠P)、華月、oguitar(ToDoP)
 MIX:らぐえる(カレンP)
 イラスト:柳里、アヤトハルアキ
 動画:kuukan

閲覧数:345

投稿日:2011/01/24 02:13:51

文字数:595文字

カテゴリ:歌詞

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