この階段を上りつめて 扉を開けたなら
あなたは私を 待っているはずでしょう

雨の音が 激しいはずなのに
白く濁る街は 寡黙で
行き交う人は 黒い葬送の群
濡れそぼる 私を残して

どこにいるの どこまで行けばいいの
どうすれば 会えるの
なぜ あの店にいないの どこにも

空がさけ 狂ったように
雨が 私に堕ちてくる
また ザンザンと 段々と
殴りつけるように
このまま東京でふたり暮らそうと
こんな夜に約束したじゃない

足の下で 滲んだ人の波を
この涙が かき乱す逢魔に
私が強いなんて言わないで
弱い今日を 許してほしい

どこにいるの そこまで行けばいいの?
右足を出せばいい 
あなたがいるなら そこがいい

内腿をつたい落ちる 雨のしずくしずく 
あなたの指のようで やっと笑えたの

嬲るような雨だれ
Tokyo Requiem
わたしの躰に 流れていく

まだ ザンザンと 段々と
東京に 雨の音は 鳴りわたる
淡々と ただ淡々と 東京は更けゆく

直黒に染まる驟雨
Tokyo Requiem
わたしを連れて 流れていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

東京レクイエム

歌詞募集の応募歌詞です。

閲覧数:394

投稿日:2022/06/05 19:07:13

文字数:471文字

カテゴリ:歌詞

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