腐要素・BL要素を多少なりとも含ませたつもりです。
KAITOを使用。 カイ×カイ
苦手な方、全力で逃げてください。 ごめんなさい



「よう、お隣さん家のちびKAITOくん」
ゴミ捨ての帰り。
いつも声をかけてくれるのは、お隣305号室のマスターさんだ。
「おっはよーございまぁーす! そっちのKAITOはまたおねぼうさん?」
「そーなんだよ、ちび。お前どうにかできない?」
305号室を指して言うお隣のマスターさん。
「俺の事、もうちびって言わなくなったらどうにかするかもしんないなー」
「お?! 言わなくなるとちびがどうにかすんのか?そうか、でもなぁちびがちっちゃいのは事実だし、それはどうにも無理そうだなあ。な、ちび?」
「2828しながらちびちび言うなぁ!そもそも、そっちの眼鏡がデカ過ぎんだよっ!」
180超とかないだろ! 玄関のふちに頭ぶつけるとかないだろ!
ああ!どうせ俺は下駄箱サイズだよ!(140くらい※本人談)

怒って腕を振り回しても頭をおさえられて届きゃしねぇ! あああ!

「まぁ、怒んなよちび。それにあれだ、寝起きひどいからあの眼鏡、ちびをアイツの毒牙にかけるわけにゃいかないよ。」
それに、ちびんとこのデカマスターに怒られるの嫌だし。 と、言うマスターさん。



また意味分かんない事いってるけどいいや。

「ちびと、まだ?」
306号室から顔を出して俺のマスターが呼ぶ。
「はぁい、今行く!っつーかその呼び方どうにかしろよぉ!!!!」
KAITO+ちび=ちびと ムカッ

ついでに、ウチのマスターも180超。

ばいばい~ と、お隣マスターさんに手を振り部屋へ駆ける。



ガチャン。

扉を閉めて、朝ご飯だ!
「マスター、ごはんーーー!」
「はいはい。」
テーブルに並べられる皿を見てテンションが上がる。
俺のマスターは超料理上手!
「でわっ!」と、箸を持って食いつこうとした時。
パシッ、と俺の手から箸が落ちた。
「こら」
「?……いってぇ!」
手の甲が真っ赤になってた。
「あいさつ、ちゃんとしなさい」
「はぁい。 いただきまぁす」
結構痛かったので半べそです、はい。

「むぅ、パクッ。うんめぇ!」
半べそもすぐなおるくらい旨い! マスター神だな!
「そりゃどーも」
さっきっから口数が少なめなマスターだけど、別に機嫌が悪いとかじゃないんだ。
多分。
ひどい時は口聞いてくんないし、寧ろ口が開かない。
メシとか食わないくらい。


ちょーこわい、んもーホントに。



「ごちそーさまでした!」
超旨かった、ヤバい~~~~!
「マスター、これから仕事?」
「ああ。 昼に一回帰ってくる」
服を脱ぎながら言うマスター。
いいなぁ、細マッチョ。
「あ、それならいいよ。俺ご飯くらい作れるしぃ」
「そ、じゃぁいい」
 いってくる。
そう言ってマスターはおうちを出た。
  ガチャン
「あ! いってらっしゃーい、って聞こえないか」

さてさて、なにしよーかな ワクワク




「ぴんぽーん! おじゃましまーす」
俺は口でチャイムを鳴らし、305号室を勝手に開ける。
「お、ちびだ。」
こんな事をしてるのに誰も咎めないのは、俺がこの容姿だからか?そうなのか?!
「眼鏡のヤツまだ起きてないの?8時だよ?」
サラリーマンのマスターは6時半に出て行った。
ついでに、このマスターさんはフリーカメラマンだそうで、いつ何処に行こうと問題は無いそうだ。
嘘くせぇ。
「ああ、最近は10時以降がザラだな」
「つか、アンタはそれまで何やってんのさ」
「普段はぁ飯つくって、起きるまで仕事」
あっそ。 ←特に興味があった訳じゃない
「で、今は?」
「ぐだぐだしてます、はい」
そう。それが聞きたかった。
今のマスターさんの格好、ソファーからずり落ちてます。まんま落ちてます、はい。
「眼鏡のこと起こして良い?」
「!?何ぃ、起こすの?」
「うん。だってちゃんと起こさないと生活ペースがおかしくなるよ?」

「…ゆうしゃ」

「? なぁに??」
「なんでもない」
いつもこの態度は謎。ちょー謎!
別になんにもないんだよ?特には
でも、ちゃんと起こすのは初めてだったりする。ちょっと楽しみ!
「でわ~、れっつごー!」

ばんっ!

とドアを開ける、超俺参上!
ベッドの中でシーツにくるまってる奴を発見。
「眼鏡!めーがーねー!!あさー!あさだよぉ!!!」
上から飛び乗り怒鳴る。
「・・・るせぇ」
「はぁ?きこえねーよー、だ!文句言いたきゃ起きやがれ!!」
「・・・ちびぃ、もーそろそろ逃げろ~」
開戦直後そんなことを言うマスターさん。
「お前のン家のKAITOだろ!てーつーだーえー!!」
体をめいいっぱい使って眼鏡の上で暴れる。
「・・・ちび?嗚呼、隣のちびと?マジうるせぇ」
やっと顔だけシーツから出し小声でぼやく、ちょっと覗いたカンジあれだね眼鏡は裸で寝る派なんだね。
つか、お前もそー呼ぶのか!

「……ちび?あのね最後だよ、やめとけ~。ついでに、アイツは朝飯『は』食わないよ」
んじゃ、乙です。 と、マスターさん。
昼飯が朝飯と一緒派なのね。と、俺。
…俺は言ったからな、じゃ。 なんて言ってマスターさんは部屋から出て行った。
「なんなんだ?まぁいいや、めーがねっ!おきろぉーーー!」
「……」
「無視すんなよっ!」 バフバフ暴れる

「………」
「んんーーー! ?!」
「…るせぇ」

いきなりかぶってたシーツを、ばふっと剥いで、眼鏡は(もちろん掛けてはいない)そうぼやく。

俺はなんだか眼鏡の上に向かい合ってまたがってます。
「おっ!起きた起きたぁ!なんだ、何でも無いじゃん、マスターさんなんだったのさ~まったくm …!?」
起き上がって、またがってる俺の後頭部に手を軽く添えて、眼鏡は、
眼鏡は、、、、
「ん゛んーーーーー!!!!!!」

キスされました、はい。

状況が全っ然読めず、かなり冷静に困惑してます。
眼鏡の舌が俺の口の中を好き勝手蠢いてます。

っ、やばっ、、、

顔が確実に赤い!見ずとも分かるっ!!
「んぅ、………ぷぁっ」
「…フッ(黒笑」
体感的にも、実際にもながかった(であろう)キスが終わり、眼鏡は眼鏡を装着。

俺は酸欠で頭がクラクラします、はい。
というか、アレですか?
さっきのマスターさんが言ってたの、「朝ご飯は」って遠回しに「人をくいます」ってこと?

ひでぇ! そりゃねぇよ!
つーかさ、眼鏡の笑みが不敵、、、、
俺のマスター激怒時程じゃないけど、かなりの恐怖を覚える、、、
「・・・で、文句ついでに仕返しさせてもらおうか」
ぎゃぁあああああ!



「ううぅぅ、、、」
本気で涙目。
あんな奴がこの世にマジでいるとは、、、、
いや、別にくわれてないからっ!
ぎりぎりのギリギリで、(マフラー外されて、シャツが捲られてました)マスターさんが逃がしてくれた。
マジ感謝
でも、あの最後に言ってた
「家にダッシュで帰って、歌歌ってろ。何も聞こえないくらい大声で!」
って何なの?
横顔が何となく赤かったのは、何?
ブツブツ俺への文句を言ってたのは何?
そして、音楽かけていながら壁の方から聞こえて来た可愛い声は誰のもの?
マスターさん?マスターさんなの?!

無いわぁ


翌日のゴミ出しの帰り、会ったのは
この世は後3秒で終わるんじゃないかと思うくらいの衝撃を受けるくらいにビックリする事に、眼鏡だった。
あからさまにフリーズしちゃった。
「おはよー」
だって、待ち伏せじゃん。これ。
「いやぁ、俺昨日へんなコトしちゃったから謝っとけ、ってマスターに言われてね。そーゆー事だから」
口調がこんなでも、無表情です、眼鏡。
昨日の方が表情豊かとかっ!!!
「へ、へぇ。あっそぉー、 で、そのマスターさんは?」
たとえ眼鏡でも、ご近所付き合いは大事。
「ねてる」
はい?
マジっすか、アンタじゃあるまいし。
あるのかそんな事。
「風邪?」
「ちがーう。昨日の色々の末」
うをい。
俺が何も知らないただのチビだと思うなよ!

「…じゃーね、朝飯まだだから」
「ばいばーい、あぁそーだ」
俺に近づいて耳元で眼鏡は、


俺もアサメシ[お前]くいたいなぁ


////し、死ね!!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

カイカイ【腐向け】

カイカイのはずだったのに、少なくとも最初は、、、
何で?何かが違う!

いいや、もー。

閲覧数:465

投稿日:2011/04/17 11:25:08

文字数:3,426文字

カテゴリ:小説

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