A
月の裏側 行きたいな
誰も知らない その場所へ
全部置き去り 逃げちゃって
そんな僕らの 逃避讃歌


A
泣いてばかりの 幕間(まくあい)だ
痛みにはまだ 慣れないな
ため息ほどに 消えたいな
呟くわりに 死ねないな

B
乾いてたっていい 水がなくたっていい
ただ 世界一やさしい 静寂(しじま)があればいい

S
消えたい僕は 塵に唄う
芥みたいに
傷口に 降らす
雨に なりたいのさ

価値ない僕は 誰を唄う?
喉を枯らして
逃げ出して 今夜
宇宙(ソラ)へ 打ち上げるさ


A
息が下手くそ 滑稽だ
床に転がる 石ころさ
逃げてばかりで 散々だ
それでも今は 背けるさ

B
明日はなくていい 過去も捨て去っていい
ただ 心地よく呼吸が 出来る世界がいい

S
足りない声で 君を唄う
手を引くみたいに
ヒーローに なって
意味に 鳴りたいのさ

信じてないが 神に祈る
何もないから
見下ろして そっと
愚痴を 吐き出すのさ


C
クレーター だらけの 道のりで
ここまで どうにか 生きてました
痛がりたいだけの 半生ですが

絶望も 希望も ごちゃ混ぜで
足掻いて 藻掻いて 泥被って
そんな世界線で 今日もこうして

S
死にたい僕は 首を飾る
死ねないくせに
檻の鍵 開けて
そっと 攫ったのさ

消えたい僕は 塵に唄う
芥みたいに
傷口を 守る
傘に なりたいのさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

逃避讃歌

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疾走感がほしいです

閲覧数:86

投稿日:2023/09/23 01:40:58

文字数:598文字

カテゴリ:歌詞

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