海に着ていく水着の件で2人は揉めていた。
ミクの意見はこうだ。
「海中を速く泳ぐ。それなら、身体を覆う水着が良い」
ルカの意見はこうだ。
「この私の身体を見なさい。こんな素晴らしい身体で、ビキニを着ないなんてもったいないじゃない」
「ぐぬぬ」
ミクが悔しそうに拳を丸めた。
勝者はルカになりそうだった。
その時カイトが帰ってきて、みんなの部屋に入ってきた。
「やあ、僕も水着の議論に入っていいかい?」
カイトが身をくねらせる。
「「ないわ~」」
ミクとルカが顔を同じく不機嫌にしながら言った。
「水着にマフラーはない」
ルカが興醒めしたように呟いた。
「マフラー男いらない」
ミクは腕を伸ばしながら、どうでも良さそうに言った。
「兄さん行こっか」
今まで影を潜めて黙っていたレンは、カイトの肩を叩いて退出を促した。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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男たちは除け者

水着を巡って議論するミクとルカの小話。
ショート小説。




意見対立はちょっと難しい。頭を良くしたい。

読んでくださってありがとうございます。

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投稿日:2024/07/20 19:38:56

文字数:367文字

カテゴリ:小説

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