今日は4月1日。
「今日は、エイプリルフール。うそをついてもいい日なのだおー。というわけで、ルコ」
テトは隣にいるルコにを見る。
「実は・・・私に彼氏ができたんだお」
「えええっ!?? うそうそうそうそうそーーーーーー!!!!!」
「・・・うそだお」
テトは少し心の中で、ため息をつく。
「なぁんだ、うそかー。それならそうと、最初に言ってくれればいいのにー。テト、ひどーい」
ぷくっと、ふっぺたをふくらませるルコ。
「あれ? そういえば、ルコって彼s「いないけど、それが何か?」
「・・・」
「あのね、私に彼氏いたらテトと一緒にいると思う?」
そう言って、テーブルの上に置かれたミルクティーを一口飲むルコ。
「それもそうだおね」
テトは、なんだか嬉しそうに言ったのだった。



「あのテトとルコっていう人って、仲いいんですねー。なんかうらやましいなー」
カウンターに座ったユキは、テトとルコが座っているテーブルを遠目に眺めながら言った。
「そうですね」
カウンターの向こう側にいるルカは、微笑んで返事する。
「あーあー、相変わらず先生もどきは変態だし。なーんで私の近くには変態ばっかりなんだろう」
そう言って、ユキはため息をつく。
「あはは・・・」
その言葉に、ルカは笑うしかないのだった。



「ちなみに、私とルコが出会ったきっかけって何だっただお?」
「あの日のことは、・・・ちゃんと覚えてるよ。忘れるわけないじゃない」
テトの言葉に、ルコは遠い目をして言う。
「エイプリルフールの次の日・・・4月2日のことだった」
「うそから生まれた私と、最初に出会ったのはルコだったおね」
「確か、あの時は土砂降りの雨が降ってたのよねー。ほんと、あれだけ雨が降って傘が役立たないとか最悪だよ」
「そうだおね」
「しかも、テト拾って帰ったし。私、犬以外で拾ったのって、テト以外誰もいないからね」
「・・・」
「ねえ、テト」
ルコはミルクティーの入ったカップをテーブルに置いて、テトを見る。
「なんだおか、ルコ?」
「・・・これからも、一緒にいようね!」
「当たり前だおよ・・・一緒にいるなんて」
可愛らしいルコの笑顔に、テトも笑顔を返したのだった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

エイプリルフールでのカフェ・カフェでの光景。

こんにちは、もごもご犬ですこんばんは!
今日は、エイプリルフールと重音テトちゃんの誕生日! テトちゃん、おめでとう!ということで、ちょっとしたものを書かせていただきました><
合間にユキちゃんとルカちゃんが登場しているけど、基本的にはテトちゃんとルコちゃんのほのぼの路線が中心です!


次回も、お楽しみに!^^

閲覧数:77

投稿日:2011/04/01 14:59:11

文字数:923文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました