『砂防博士と砂防ミク』
閑古鳥呼んでトワイライトの
淡き色を山の向こうへ
運んでもらったあと
帳をおろして空は晩、晩
一仕事終えた砂防ミクは
満ちた月が水面をどんどん
騒がせるのを見て
鉄塔にのぼり空に近寄った
星を蒔いて夜の香りを
冷やせば水面は就寝
するでしょう
だめだ、鎮まらない
月が膨らんで
砂防はかわいそうなことに
なった、なった、なななな
なおしてよ
なおしてよ
ひどいこと
したんだよーおーおー
苅られた山は
雨を吸わずに
水を鉄砲水に
変えてしまった
はかせ
おきて
さぼおが
とっても
悲しそうに泣いてる
うつろな目をしてこっちを見てる
はやい川水を背に受け
このままじゃ、 こわれちゃうーうーよ、はーかーせー
こんなこともあるかと
砂防をたくさん埋めておいた
お前の代わりに
砂防が泣いてくれるようにと
砂防のように夜も
昼も絶えず泣くことは
砂防博士の望む
ところではないのだ
閑古鳥飛んでムーンライトの
伸びた縁を山の端まで
結んでもらったあと、帰路につく
砂防博士と砂防ミク
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