「カイト!?帯人!?」
マスターだ。
でも痛くて声が出ない。
「何して―…ってカイト、血!」
血?
ぁあ…ガラスで頭でも切ったのかな?
「ちょ…、帯人何しちゃってんのよ!?」
「すみません…つい」
帯人がマスターに謝ってる。
マスターもアカイトも心配そうに俺を見てる。
「もぉ~!帯人は、手を切らないように破片を片付けて!!アカイトは、カイトを運んで!!」
「はい、分かりました」
「ったく、仕方ねぇなぁ…」
アカイトは俺を茶の間のソファまで運んでくれた。
「有難う、アカイト」
「別に、お前の為じゃないし…。マスターがどうしてもって…」
「はいはい。ツンにならんくて良いよぉ?」
パンパンと手を叩くマスター。
「カイト…痛くない?」
「はい、大丈夫ですよ」
マスターが心配そうに俺の顔を覗き込む。
「とりあえず、消毒してガーゼ貼るね?」
そう言って、消毒する。
「っ!?」
「あ…ごめん、痛かった?」
消毒液が傷にしみて思わず悲鳴をあげてしまった。
「…よし。…カイトごめんね?」
「え?」
マスターが謝ってきた。
きっとアイスの事だろう。
「いえ。俺こそ…」
謝ろうとしたら、アカイトがマスターにぶつかった。
『!?』
「あ、やべ」
マスターの唇が俺の唇に少しだけ触れた。
アカイト…有難う。
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