白露零れる葉
千代の調べは
炙られる閑寂と解す
唯謳うは
砂上に浮かぶ縦笛吹き

今昔眩く夢
帰依を押しつけ
戻される冥々は醜

烈火、たちどころ広がる
震える声も姿も灰燼
滔々の水面だけ静かに笑う

「ああ、おかしや」「まさに喜劇」
「笑いが止まらぬ」「これは見物」

煌々と照らされる岳の頂から
仁王立ちの天狗が見下ろす
「これもまた定めなり」

遮る者は無し

煙がゆるりと地を這い
低地を撫でるように進む
禁色ふためけど
後悔など後にも先にも断たず
煙の歩みは未だ止まず

焼香と音色の
悪食と恐慌は
緩やかに協奏となる

蓬頭溢れる地
疑義の乱れと
二言の朴訥と散り
身を隠せど
運河に浮かぶ死魚の如く

出鱈目解釈渦
天に投げ捨て
落とされて諸々は朽つ

飛燕姦しく喚けば
惑いは鬼気と忽ち変貌
落ち着かぬ波紋のみ尚更増えた

焦熱を蓄えた陰の深奥鳴き
閻魔羅社は形相を変えた
「最早、皆目検討つけず」

遮る迷いなど!

暗雲纏えば獄の星
憎悪と輪廻混ざりうねる
悉皆終えば
暁光差し一夜の夢まで包み
新たな産気に願い込めた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

エンギ

カタカナなのは色々と意味が重なってるからです。

閲覧数:128

投稿日:2011/02/28 21:40:25

文字数:469文字

カテゴリ:歌詞

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