俺は流しの吟遊詩人さ歌を歌って一年過ごす
すごい冒険を歌に残してみんなに夢を配って歩く
今日は王宮に招待されて王様の若い日の冒険を聞く
「美人の娘を魔物から救って自分の后に迎えた」らしい
(げっ!どう考えてもこれはブサイクだろ)
そうだひらめいたこのように歌おう
「その娘高貴さにはいかな男も寄せ付けず」
俺は嘘など言ってない
だって出来れば近づきたくない


俺は流しの吟遊詩人さ歌を歌って日銭を稼ぐ
金持ちの家を次から次へと回ってヨイショな話を作る
今日のカモは街一の金持ち「俺の武勲を残しておけ!」と
「ドラゴンの洞窟に単身忍んでお宝奪って逃げてきたんだ♪」
(えーとすいません。戦ってないんじゃないですか?)
そうだひらめいたこうやって歌おう
「その男のその足はいかな魔物も寄付けず」
俺は嘘など言ってない
だから汚い足を近づけるな


俺は流しの吟遊詩人さいつかは故郷へ錦を飾る
金を稼いで素敵な姫とゴージャスな余生を楽々過ごす
ある日目の前で倒れる少女三日三晩何も食べられなくて
「私はもう直ぐ死ぬのだろうけど一度はお姫様になりたかったな」
(困った・・・俺に出来ること何もないのかな)
そうだひらめいたこうやって歌おう
「姫君は歌のうまい王子様とここで会った」
俺は嘘などついてない
だって今日からお前は俺の嫁

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

出たとこトルバドゥール

閲覧数:263

投稿日:2011/02/11 13:56:35

文字数:589文字

カテゴリ:歌詞

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