君はみてた
深い蒼の 孤独な真ん中
僕を支えながらも 遠く全て見ていた

飲み込まれた 悲しみに抗(あらが)って
孤独に立った君の細い背に
僕は祈るようにただ手伸ばした
風(と)汐(の)中

変わらぬもの などはないよ 無言で答える
わかっているのだけど 涙止まらないんだ

凍える夜明けの薄闇の中で
君と見た 故郷が見せた姿を
どれも僕は 決して忘れはしない
音(の)無い街

祈りの路 もしもそれが あるとしたならば
光満ちる時まで ずっと歩いていたい
だからまた逢いにゆく



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君はみていた

maskさんの曲
http://piapro.jp/t/_ws-
に寄せて

詩元の曲は、とても切なく美しいメロディでした。
ここにおける美しいは優しいとか悲しいに通じていて、色々と当時の状況を思い出させてくれました。


()は字あまりです。調整できるなら、組み込んで欲しいですが、そのままでも問題ないと思っています。

当時のニュースで印象に残っている一つに「津波の中倒れずに立っていた電信柱にしがみついて、押し寄せる波から難を逃れた」というものがあり、当時とても感動した記憶があります。今回それを主題としました。

詩の中で使われている「君」をその電信柱と見立てて詩を書いてます。難しい言葉は殆ど使ってないと思うので、大丈夫だと思いますが、問題ある場合は変更は難しくないと思います。


閲覧数:142

投稿日:2012/03/05 06:40:23

文字数:243文字

カテゴリ:歌詞

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