S
五月雨のアメル
吐き出した零時
音声の阻害
砕かなきゃ飲めない

A
反射運動の機能が低下
地獄・不自然・幻聴の雨

B
瞼の重み
揺れる脳みそ

例えば空には
海が溢れてる

A
前科持ちすら笑って暮らし
比べ私は偽善の対象

B
歌も聞けない
本も読めない

言葉が浮かんで
胸に閉じ込めた

S
降り出した雨に
フラバした零時
手に掴むゼパム
吸っても息できない

A
ベッドの感触が気持ち悪い
異物・点滴・呼吸器の音

B
挫けた方が
楽になりそう

何度目?諦め
ずっと眠らせて

S
雨の中外に
びしょ濡れで走る
屋上で笑う
泣いちゃだめだよ

S
五月雨のアメル
砕かなきゃアメル
足かけた空に
落ちる幸せ

C
生きたいのに死んじゃう人
悲しいよ、悲しいね、
死にたいのに生きてる人
可笑しいよ、可笑しいね、、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

アメル

応募用でしたが採用されなかったので、曲募集としてアップ致します。
宜しくお願いします。
アメル→抗不安薬です。

過去のトラウマで精神を病んだ少女はフルニトラゼパムなしでは眠れないようになってしまいました。
暴行を加えてきた肉親は、1度は裁かれたものの、出所して心機一転新しく家庭を持ち幸せに暮らしています。
外の雨の音が聞こえる度にあの日の夜を思い出してしまい、楽になろうと薬を大量摂取してしまう。
そして気が付いたら病院に運ばれます。
吐いた後の気持ち悪さや点滴。
何度も同じ苦しさを味わう少女はついに病室を抜け出し屋上から飛び降ります。
雨で抜かるんだ土がクッションになり重症を負いながらも死ねなかった少女は、絶望のまま生と死について考えます。
生きたくても生きれない人がいるのと同じように死にたくても死ねない人がいることが可笑しくて悲しいと。

閲覧数:657

投稿日:2021/07/27 00:31:40

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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