彼女は
首すじに
星のアザを持っていた
『星の首すじ』
1
妄想がちな少女はただ
自分の部屋にとじこもって
世界を受け入れなかった
ペルソナかぶって他人に
あわせる日々がさ、ほら
疲れちゃったのかい
こういうのが好きなんだろと
押し付けられる毎日が
だらだらバラバラ続くなら
堕落したほうがはかどるぜ
暗闇の中で
夜空を見た気がした
まぶたの裏にさ
少女は自分の世界に
少女の世界は素晴らしい、花咲き誇り
赤い月が少女のために登る
そこでは報われなかった二人も
手をとり踊る
天使は夜空を駆け
どろりと闇がとける
それに比べれば
この世界なんて
色褪せたネガみたいで
ペルソナかぶってもガーターボール
あまねく世界にはびこる悲しみ背負い
刹那のように
電車ガタガタ線路走り出し
消えてよ自我、ハレルヤ、と
星の首すじに願う
たゆたう
うつろう
ああ
首輪が光る。
2
妄想がちな少女はただ
自分の国にとじこもって
他人を受け入れなかった
他人コピーして生きてくような
そんな自分にさ、ほら
疲れちゃったのなら
道端に死んでく人々を
踏みつけるだけの毎日が
だらだらバラバラ続くなら
サングラスをかけて気取ろう
暗闇の中で
夜空を見た気がした
まぶたの裏にさ
少女は自分の世界に
幼なじみは薔薇を持ち、遠くへと
包囲網が少女を捕らえ
そして報われなかった現実の上で
手をとり踊る
神は組み替えられて
機械が人になってく
そんな現実は
なにかの真似で
色褪せたネガみたいに
静寂願ってもデッドボール
そんな世界で生きてくのはまっぴらだから
消えたくて
少女ガタガタ線路に飛び出し
消えてよ自我、ハレルヤ、と
星の首すじに願う
たゆたう
うつろう
ああ
首輪が光る。
☆
砂糖みたいに甘ったるい少女の世界は
音をたてて崩れていく
摩天楼が崩れていく
埋もれた世界の崩れる足音。
少女は崩れていく
彼女は
首すじに
星のアザを持っていた
3
妄想がちな少女はただ
自分の部屋にとじこもって
世界を受け入れなかった
ペルソナかぶって他人に
あわせる日々がさ、ほら
疲れちゃったのかい
こういうのが好きなんだろと
押し付けられる毎日が
だらだらバラバラ続くから
それでも明日は来る、オーケイ
暗闇の中で
光を見た気がした
まぶたの裏にさ
少女の世界は
少女の世界はただ単に、彼女のわがままで
人々が少女のためにまわる
ここじゃ報われなかった少女も
楽しげにしてる
星は泥に混じり
どろりと少女がとける
しかし現実こそ
本物であり
少女は偽者だった
ペルソナ少女はガーターボール
あまねく世界にはびこる悲しみとともに
露と消え
電車はまた線路動き出し
それでも明日も、ガタガタ、と
星の首すじを走る
たゆたう
うつろう
ああ
世界が光る。
★
少女の
星のアザは
とうとう
見つからなかったという。
星の首すじ
この『星の首すじ』がぼくの作詞100作目です。
まあ、コラボで出したヤツを含めると違いますがいいでしょう。
100作、まあこの中からは結局ひとつも曲にならなくて、作詞担当じゃなくて単なるポエマーじゃね?とか冷や汗だらだらです。どんなの書けば曲になるんだろ。
初期の作品はひどくて、なんの世界観も言いたいこともないのに適当に電波っぽく書いてただけだなと思うと、最近の詞がまだましに見えちゃったりして、成長したかな?っていう感慨にあふれてます。
べつにめでたくはないですがすごいぞ俺、ってな感じの100作目です。
思いつくまま、いままでの詞の一節やらを引用したり改変したりしてるので、ごちゃごちゃしてます。誰にとは言わないけど申し訳ないです。
好き勝手しました。そしてこれからも好き勝手します。あまねくピアプロにはびこる、二次創作の小説書いてるやつには負けねえぞコラ。
曲募集。
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IMO
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