赤の女王仮説

赤の女王は今宵も戦に明け暮れて―

滴る鮮血
蔓延る亡者
女王はただ前へと進み続けるのみ
「戦わぬものに生きる資格など無い!」

高らかに宣告するは死への道筋

女王は一人戦い続ける

まず手始めに訪れたあおのくに
支配者はスカーフが良く似合う優男
彼の元へと近づき、肉欲に溺れさせた
最後は心臓に剣を一突き
一人目おしまい

うずまく業火
逃げ惑う人々
女王はただ前へと進み続けるのみ
「さぁ次の獲物は誰かしら?」

高らかに宣言するは絶望への道筋

次に挑んだのは緑の国
ここの支配者は美しい少女
彼女に気づかせぬよう、じわりじわりと民を腐らせた
最後は紅蓮の炎に焼かれてステーキにしてあげた
二人目おしまい


戸惑う人々
鏡の中に同じ顔
女王はおもしろおかしく傍観してる
「私はなにもやっていないわよ?」

悪魔の微笑みは高所より響き渡る

今回挑んだのは黄の国
支配者は二人
権力争いの真っ只中 女王はただ傍観するのみ
何もしなくても気づけば最後
三人目と四人目おしまい

ちょっとつまんなーい

彼女は赤の女王
彼女は一つの仮説をたてる
「止まったものには死がまっている」
だから彼女は進み続ける
たとえ彼女以外のものが犠牲になったとしても

やがて彼女は玩具を手に入れた
玩具に魅せられ何時しか自らの手で戦うことをやめた彼女の下に
薄紅色のヴェールを被った女が一人

女は玩具遊びに夢中な彼女に銃を向ける

「赤の女王、進化をやめた種。ゆえにあなたは生きている資格は無い」

たぁーん







【彼女には家来がいなかった。それが私にとっては幸いして、すんなりと赤の女王になりかわることができた。さて、この広い土地を一体どうやって生かしていきましょうか? 戦い続けるだけが進化ではないのだから、繁栄することだって、進化なのだから】

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【作曲歓迎】赤の女王仮説【生物学シリーズ2】

赤の女王仮説はルイス・キャロルの鏡の国のアリスから得られた生物学の用語です。
歌詞中でもいっておりますが、生物は進化しつづけなければ絶滅へ向かうだろうといった意味で使われます。

玩具を手にした彼女はうごかなくなってしまったのですね

一応MEIKOを想定した作詞となっておりますが、リズムなど全く気にせずに書いております。

一箇所注意がございます。
最後の<種>ですが、読みは<タネ>ではなく<シュ>と読みます。

次回作予告
砂漠の中の一つのカケラ

生み出される希望は果たして生か死か

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投稿日:2010/09/12 18:57:09

文字数:782文字

カテゴリ:歌詞

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