(A1)
霧の中 抜けて
雨の上がった公園
オレンジの傘は
転がったままで
信号 渡れば
あの娘の歌う街角
蒼い目の猫が
人波で跳ねる
(B1)
あの娘の歌が ブレてゆく
うつろなピアノの調べ
真っ直ぐな ギターもなぜか
どんより空の マイナーキーで
(S1)
帰り着いた 街は暗く
水の底に沈んだよう
どこか 見慣れた仮面
つけた人の合間に
白く 浮かんだ道化師(ピエロ)
「風船いかが?」
蒼い闇が 空を流れ
黒い猫が 道を駆ける
遠い イルミネーション
暗い 遊園地
廻る 光と影が
追いかけ合う 回転木馬(ゴーランド)
(A2)
観覧車 越えて
蒼い闇は 流れる
空に 伸びるタワー
絡みつくように
(B2)
あの娘の歌が 捻れてく
「世の中に希望はない」
真っ直ぐな 視線が泳ぐ
力のない ストロークで
(S2)
走り出した 道は暗く
夕暮れさえ 忘れたよう
黒い猫は踊るよ
私を誘うように
広がる路地は迷路(メイズ)
「この先 キケン」
蒼い闇が 空を走る
黒い猫の 尻尾揺れる
明日(あした)の イミテーション
ハリボテの未来を
飾り付けてるだけの
メッキの剥げたミュージアム
(B3)
あの娘の声が 途切れてく
「こんな歌は 欲しくない」と
真っ直ぐ私 駆けてゆく
タワーに潜む 闇 目指して
(S3)
帰り着いた 街を包む
青い闇を 切り裂く歌
黒い猫を追い越し
道化師(ピエロ)の影をかわして
急ぐ道のぬかるみ
飛び越してゆく
暗く伸びた タワー目指し
悪夢の刻(とき) 駆け抜けてく
歌は イマジネーション
さあ 歌おう 自由を
みんなの声 重ねて
蹴り飛ばそう ラプソディー
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