一年に何度かの 東京の雪
空も道も光も すべてを止めて 人を惑わす


スタッドレス履いてない 車みたいに
「こんなことになるなんて」 そう呟いた


思い出すの こんな日に君と 歩いたこと
時の流れ とてもゆっくりに感じられ
足跡を見るたび 眩しくて 前が見えない
あんな日が ずっとずっと 続けばよかったのに


あのときの雪は解けたのに
私は真っ白なままなんだ
世界は変わっていくのに
受け入れられずに時は過ぎて
君はきっと元気なんだろう
私なんて忘れているだろう

もう戻れない わかっているのに



それでもまだ眠れない 東京の夜
LEDライトが  この目に刺さって 少し痛いの
あと何日かすれば この雪は解ける 
でも待つのは許されない 社会での掟


明日行きの電車は未だに 止まっている
積もり積もる  後悔の雪に 遮られ


何したって 置いてけぼりばかりの 私だけど
今ならまだ 間に合うかな 
このモノクロの地から連れて行って



長い夜が明けて 冷たい風で目を覚ます
ダイヤグラムに寄りかかっても 変われる気がしない
 

あのときの雪と同じように
私は真っ白なままなんだ
どんな人混みにまぎれても
色付くことなく時は過ぎて

私だって元気になりたい
君なんて忘れなきゃいけない

でも美しい あの東京の雪  

私の想い出

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

東京の雪

あの時の雪が忘れられない。

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投稿日:2021/03/26 18:31:03

文字数:576文字

カテゴリ:歌詞

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