人柱Alice 7
投稿日:2011/10/05 18:24:20 | 文字数:3,416文字 | 閲覧数:366 | カテゴリ:小説
ミク編終わった……!
クオごめんね!((あるぇミクは?ww
メイドと執事にハクネルネロがっくん採用しちゃいました!
さて、次回は来た来た来た来た来た来た来た(((ry
鏡音ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!
勿論、この二人にも案内人(?)はいますよb
てかもうAliceいらねぇ……!!
「……ただいま」
「おかえり!久しぶり!!」
「あぁ、そろそろお前が俺を必要とする時期じゃねーかな、と」
「さっすが!正解だよ。それじゃぁ早速……いい?」
「ん、いいよ。………さて、アリスは何処だ?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さりげなく、前を歩くクオの隣に並ぶと、ふと浮かんだことがあった。
「いつからここにいるの?アリスって、元々ここに住んでる人がなるもの?」
「えっ……いや、君と同じだよ。俺ら皆余所者」
「俺"ら"?そういえば、クローバーアリスって言うくらいだし、他にも居るの?」
「あぁ、いるよ。ハート、スペード、クローバー、ダイヤ。……5人だ」
「4人じゃないんだ」
「一組双子がいてね。その二人が一番年下なんだ。……俺らは、用無しだから、この世界に閉じ込められた。いつかここから出て、元の世界に戻るのが目的なんだ」
不意に真剣な顔つきになったクオを、ミクはじっと見つめた。
「……もし、元の世界に帰れたら、初めに何したい?」
「ん……じゃあまずは、家に帰って……それから、君を探す、かな?」
「え……ふぇあぁっ!?」
「あっ…ぶないっ!」
クオの突然の発言に驚いていると、躓いてしまった…いや、躓きそうになった。
クオが、抱き止めてくれたのだ。
「へ、あ、ぁ、うぅ……あ、りが、とぉ……ぅ」
戸惑いながらクオから離れる。クオの顔を見れない。
「大丈夫……?」
「大丈夫!!大じょぶ!!だいじょ……うぶ!」
「そ、う。ならよかった」
胸の高鳴りが収まらない。むしろ状況をすべて把握した今の方がさっきよりドキドキしてる。
「えと……さっきの…帰れたら、何するの、ってやつ……」
しどろもどろになりながら言葉を吐き出した。
「あ、さっきの。えっと、君に…所謂、一目惚れ?みたいなの…しちゃったって言うか……うぁ」
声が少しずつ小さくなっていくのをミクは感じ、ゆっくりクオの顔を見ると、彼はそっぽを向いて顔を赤く染めていた。
あぁ、なんだかこの人、可愛いなぁ…。
そんなことを思いながらミクは、自分の気持ちも述べた。
思ったよりスラスラと話すことができた。
「私も、ね?そんな感じの、あなたにしちゃって…すっっっごい、ドキドキした」
「……え!?」
クオがこちらを向いてきた。ミクは、それに応えるかのように微笑んだ。
もう、森の出口は、見えていた。
森を出ると、先ほどのような草原が広がっていたが、先に城と、違う方向には大きな門が見えるので、違う場所であることはすぐ分かった。
2人は、あれからも他愛もない会話をしながら来た。
「ミクちゃん、あの門が町の入口。あっちが城。行こうか」
「うんっ」
少し歩くと、城の目の前。
「……さぁっ、ここまで有難ね、クオ君。お別れになっちゃうけど」
そういって前へ進むと、中から4人の男女が出てきた。
「……貴女が、この国の女王となります、ミク様でございますか?」
名前を呼ばれたが、ミクは別段驚きもしなかった。
「ミク………うん、私だよ」
「左様でございますか……私はメイド長のハクと申します。」
「私は副メイド長、ネル」
「私は執事長、がくぽと申します」
「私は副執事長、ネロ。宜しくお願い致します。」
それぞれが自己紹介を終える。
メイド長はあるけど、執事長って初めて聞いた…なんて考えるほど、ミクはのん気だった。
「………後ろの方は?」
ハクが聞いてきた。
「あぁ、彼は、私をここまで――――」
「彼女の執事第一号……みたいなものです。城に彼女と入るのは?」
「あぁ、それなら了承します。使用人服はネロ、準備を」
「分かりました、がくぽさん」
「ネルは私と女王のドレスの準備を」
「はい、メイド長。……こちらです、ついてきてください」
そうして、ミクだけでなく、クオまで城に入ることになった。
「クオ君、嬉しいけど……雑用とかやらされるかもよ?」
「それは、ミク様のご命令次第です。……あと、ドレス似合ってるよ」
「ドレスの事は有難う、でも冗談言わないで……ご命令、とか」
クオ君それにしてもノリノリだな、執事服もかっこいいし……///
てか、本当に女王になれるんだ……なんか凄いなぁ…
なんて思いながら、ミクは女王の席に座った。
「ミクちゃん、コーヒーだよ。…ホットで良かった?」
「ん、他の使用人は近くにいないんだね…あ、コーヒーありがと」
あれから数日、ミクは女王として人の上に立ち、王らしい豪華な暮らしをしていた。
政治なども教えて貰いながらも行い、色々な書類へのサインや、法を作るなど、沢山の仕事をこなして見せた。
そして、そのたびに届く民衆の声に、ミクは優越感を感じていた。
ふいに、クオが聞いてきた。
「何してるの?」
「んとね、新しい決まりを作ろっかな、なんて思ってたの。あ、聞いてくれる?」
「勿論」
「えっと、税金、もっと増やそうかな、なんて」
「何で?今でも十分じゃないの?」
「え、だって、いろんな洋服とかご飯とか、着て見たいし、食べてみたいの。…夢だし、別にいいでしょ?」
そうミクが言った瞬間、クオは一瞬だけ悲しそうな顔をした。
「……そっか。いいんじゃないかな?……あ、通達は?」
「ん――……じゃ、今すぐしちゃって!」
「わかった。じゃ、通達してくるね」
クオはゆっくり部屋を出ていった。
数日後。
税金を上げる、と言われ、その通りに沢山の金をとられていく民衆は、女王であるミクに怒りを向けていた。
今、部屋には、ミクとクオが2人でいる。
「……外が騒がしいね」
「止めてこよっか?」
「うん。私の言う事が聞けないなら、消えちゃえ。王は私なんだから」
「―――――やばい」
「へ?」
クオの方へ向くと、驚愕の色に満ちた顔をしていた。
「………ごめんね、ミクちゃん。はやく、いかなきゃ……」
驚きだけでなく、焦りの色も見える。
「え?どこに?なんで、どうしたのっ!?」
ガチャ。
不意に、ゆっくりと部屋の扉を開く音がした。
その音を聞いた瞬間、クオは、ミクから離れた場所にあったクローゼットへ逃げ込んだ。
「え?何があったの?クオく…」
「こんにちは」
扉の方から声がした。
振り向くと、そこには黒いフードを深く被った…声と体格からして、少年が立っていた。
使用人だと思っていたミクは、驚きを隠せずにいた。
「…え?貴方、誰、なの?」
「んー……夢の、お友達……でどうでしょう。ほら、貴女は初め出会ったはずですよ?彼女に」
確か、あの時会った夢は小さい男の子で、「彼女」……女では無かった筈だ。
「夢さんの、お友達……?」
「えぇ。それで、その夢から、貴女は用無しと言われたので……処分しに来ました。簡単に言えば…そうですね、今の貴女は王ですから、俺は暗殺者、みたいなもんです」
あぁ、暗殺者。
それだけで、ミクは納得してしまった。
後ろにはクオがいる。だが、彼はこの世界から帰りたいみたいだし、巻き添えにするわけには行かない。
「と、いうことで……とっとと終わらせたいと思います、ね」
そういうと、彼はナイフを取り出した。
音もなく、素早く近づくと、ミクの胸に突き刺す―――
直前で、止まった。
「……怖くないのか、死ぬの」
「怖くないわ。寧ろ、今私、このままでいたら欲に溺れちゃうんじゃないかな、って思って。……既に手遅れかもしれないけれど。だから、殺したいなら殺せばいいわ。………有難う、と夢に伝えておいて。楽しかったわ、ものすごく。悪夢だったけれど」
「!?………そうか。ん、じゃな」
自分の血飛沫がミクには見えた。
「ごめんね……ごめんね、ミクちゃん。でも、こうするしか、なかったんだ……ごめんね、ごめ、んね……」
クオは、暗殺者が去ったのを確認すると、クローゼットから出て、その場で泣き崩れた。
「何で……何で、怖くなかったんだ……?あんな奴、初めてだったな…。…アイツに、報告すっか」
夢の元へ、暗殺者の少年は走り出した。
オススメ作品10/28
-
オズと恋するミュータント(前篇)
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓ 前のバージョンでページ送りです。
オズと恋するミュータント(前篇)
-
Butterfly Tears
偽りの想い抱き
闇に佇む影
ただ一人
進み行く後姿
それはマコトかマヤカシか
Butterfly Tears
-
君の神様になりたい。
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
君の神様になりたい。
-
ジャックポットサッドガール
標準偏差以内の人生
表情殺して腐った品性
ほらほら気づけばまた
ただただ過ぎ行く日々
表現欲も非凡な才も
ジャックポットサッドガール
-
【応募作】FANTE
廃ビルの群れ 墓跡と何が違うのだろう
憐れむ野次馬 足を引っ張る
二人で励まし続けれたら
然らば永遠よ 君と共に
振り返っても道は 泡沫
【応募作】FANTE
-
コノハの世界事情 歌詞
意味と夢と命を集めて
作られてしまって身体は
終わった命を蒸し返す機械らしい
【これは彼の昔のお話】
人一人は涙を流して
コノハの世界事情 歌詞
-
【小説書いてみた】 神曲
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
【小説書いてみた】 神曲
-
HAPPY TIME!!
ねえ 聞こえているでしょ?
ほら 僕のトキメキを
ずっと前から君の事が大好きなんだ
さあ 扉を開いて
ぎゅっと 握り締めるの
HAPPY TIME!!
-
Introduction
Hello there!! ^-^
I am new to piapro and I would gladly appreciate if you hit the subscribe button on my YouTube channel!
Thank you for supporting me!!
Also I will try to make my own work :D
Link to my channel: https://www.youtube.com/c/alicephantomhive
Introduction
-
へべれけジャンキー
アイマジャンキーさ酒飲み
満員電車は悲しみばかりが
募り重なり今日も唸っている
疲れと性 溜まっている
不意にぶつかる肩と肩
へべれけジャンキー
鏡音かっこ可愛いよ鏡音!オススメはイケレンとツンデリンだn((聞いてねえ
↓ブログお引越ししました
http://ameblo.jp/kagaminethion/
そしてつぶやきツウィットァー((ネイティブ @asutoria02
アイコンはお友達のゆーちゃん(てほあ)に描いて頂きました!!
ヲタってしまっている鏡音廃の中学生です。
インドア派、外が嫌いなダメ人間。夜行性。そして変態。
リンレンが…かわいいお―――hshsしつつmgmg((
ヘタレとクーデレに萌える今日この頃。腐ってなんか…いるよ!((ぇ
メッセ、フォローなどなど本当に有難うございます!
お友達になってくださる心の大きな方はメッセ等よろしくお願いいたします。
小説でのリク、アドバイス等あればお気軽にお願いします!
千葉県在住、まだまだ未熟ですがDIVAアーケード厨!
一応女ですww誕生日は4・30!春…ですね…ww
ボカロカップルと言えばクオミク、クオレン←、リンレン、ミヤレン(((、ミヤグミ、カイメイ、リトレカ、テトテド…ほかにも沢山思いつきますが、がくぽは孤独w、ルカ様は孤高であってほしいです。ビバクールビューティー!
レンミクなんぞ認めん!ミヤリンもだ!だがクオリンは認めるww
ルカ様は、ルキとならおk!むしろくっつけこの野郎(((タヒ
最近はクオグミとか増えないかなーなんて思ってみたりw
と、いうふうに妄想が大好きなksですが、どーぞよろしくお願いいたしやす。。。